巨人・坂本 5年ぶりBクラスでささやかれる「いばらの道」
(C)Getty Images
巨人の2022年シーズンが終了した。2日のDeNA戦(横浜)に3ー2と勝利、連敗を3で止めて今季を終了した。
投げては先発の菅野が5回7安打無失点で10勝目、2年ぶりの2桁勝利をあげた。打線は初回に丸の適時打で先制するなど、リードを守り終了。最後は大勢が締め、新人歴代最多タイとなる37セーブ目を挙げた。
【関連記事】「僕たちのために犠牲に」巨人・大勢の意味深コメントが話題 読み取れるチーム内の「対立構図」とは
試合後の原監督は4位と5年ぶりのBクラスに沈んだことについて「まだすべてを総括する余裕はありません。選手は悔しさを持っていると思う。私自身も悔しさを忘れず次につなげていくことが大事だと思う」と語るにとどめた。
投手陣の不調、主力の高齢化など様々なチーム課題が指摘される中、来季はいよいよ「聖域」にもメスが入れられそうだ。
「今季まで不動のショートとして君臨した坂本のコンバートが本格化するでしょう。現状として一塁には安定した守備力を発揮、シーズン終盤には4番も務めた中田がいます。動かすとしたら、外野もあるかもしれません」(放送関係者)
ゴールデン・グラブ賞の常連と屈指の守備力を誇ってきた坂本も今季は「異変」が生じた。開幕前の脇腹を痛めたことも含め、シーズン3度の故障離脱。試合中のプレーで故障したことで「余計、本人は危機感を強めたようです」(同)
すでに原監督には故障離脱中に一塁コンバートを示唆されたこともあったという。そのときは踏ん張り、遊撃ポジションをキープしたものの「特にシーズン終盤は体にキレもなくなり、失策も増えた。逆にポジションを奪われたくないならば、相当気合を入れないと難しい」(同)