自覚症状が無くても尿は気づいてる。健康診断で早期発見・早期治療

タグ: , , , 2024/11/5

 健康診断の尿検査で異常が見つかっても、「たいしたことないだろう」とか、「自覚症状はないし・・・」とそのまま放置してしまうことがあります。

腎臓の病気は自覚症状が乏しく、気がついたときには、かなり進行している場合があります。高血圧、糖尿病などの生活習慣病にも大きく関わっており、放置していると重症化し、透析治療が必要になることもあります。

腎臓のしくみや病気を知って、定期的な健康診断や検査などで異常が見つかったら、早期治療が大切です。

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腎臓のしくみと働きは?

 腎臓は、背中側の腰の上あたりに背骨を挟んで左右1対あります。ソラマメのような形で、握りこぶし程度の大きさです。内部は大きく腎皮質と腎髄質に分けられ、糸球体という毛細血管の塊(ネフロン)が詰まっており、血液をろ過します。
腎機能が低下すると、血圧上昇、貧血、骨軟化症や骨粗しょう症など全身に影響を及ぼし、体液が酸性になると命にかかわります。

腎臓の働き
・血液をろ過し尿を作る
糸球体で全身をめぐった血液から老廃物を取り除き、老廃物は尿として排泄し、必要な血液は戻します。体の水分量を尿の量で調節して、一定に保ちます。

・体の成分を一定に保つ
尿の排出を調整して、体液の量や電解質の濃度を一定にし、血液やリンパなどを弱アルカリ性に保ちます。
ビタミンDを腎臓で活性化し、カルシウムの吸収を助けます。

・ホルモン分泌
ホルモンを分泌して赤血球の生成を促します。血圧を調整するホルモンを分泌して、血圧をコントロールします。

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