B1リーグ・シーホース三河、富山に快勝でホーム5連勝を飾る
シーホース三河は、4月8日(土)、9日(日)、本拠地のウィングアリーナ刈谷に富山グラウジーズを迎えて戦った。
8日に行われたGame1、前半には相手リードを許す苦しい展開もありながら、長野、角野が流れを引き寄せると、第3Qに西田、橋本、ガードナーが怒涛の攻撃で突き放す。最終的に99得点と今季最多得点をあげ、16点差で快勝した。
迎えた9日のGame2、立ち上がりは一進一退の激しい戦いが続く中、流れが変わったのは前日と同じく第3Qだった。長野が早い展開を作り、ミラーが14得点とチームを牽引。その流れのまま、第4Qは終盤に5連続で3Pシュートを決める圧巻の戦いぶりで99-73と26点差の大差をつけ、チームはこれでホーム5連勝となった。
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―試合結果―
2023年4月8日(土)
三河 〇 99 – 83 ● 富山
(三河通算成績 21勝28敗)
1Q 三河 25–22 富山
“長野フェスティバル”開催。13得点を挙げて逆転に導く
スターティング5は、#7長野、#10オルストン、#19西田、#21橋本、#30ミラー。
重い立ち上がりとなり、開始3分間で0-8と先行される。タイムアウト後にテンポの良いボール回しから#7長野がドライブで初得点を挙げると、#19西田もコーナー3Pシュートで続く。
粘り強いディフェンスで富山の得点を止めると、#7長野がスピンムーブでバスケットカウントを獲得。さらに#7長野はコーナー3Pシュート、ファストブレイクからのミドルシュートを立て続けに射抜いて同点に追いつく。
残り3分には#7長野がディープ3Pシュートを沈めて16-13と逆転。富山#22ヘソンの3Pシュートで追いつかれるが、#10オルストンのドライブ、#19西田のカットインで抜け出し、#7長野の狙いすましたスティールから#10オルストンが走ってリードを6点に広げる。終了間際に富山#22ヘソンの3Pシュートで返上されて、25-22で1Qを終えた。
2Q 三河 49–45 富山 (三河 24–23 富山)
7点のリードを許すも、角野、ミラーの活躍で再逆転する
スタートは、#1中村、#7長野、#10オルストン、#19西田、#54ガードナー。
開始2分に富山#22ヘソンの連続得点で逆転を許す。富山#2飴谷の連続得点で29-33と突き放されるが、#54ガードナーのフリースロー、#30ミラーのリバウンド、#1中村の3Pシュートで追随する。
残り3分半に富山#22ヘソンの3Pシュートで7点のリードを作られるが、#18角野がドライブ、ファストブレイクの連続得点で盛り返す。
富山#23ガドソン 3Pシュートで再び点差をつけられるが、#18角野がオフェンスリバウンドに飛び込んでレイバックで押し込み、残り1分にも#18角野が3Pシュートを決めて1点差に詰め寄る。#30ミラーがアタック、3Pシュートの連続得点で49-45と逆転してハーフタイムを迎える。
3Q 三河 80–66 富山 (三河 31–21 富山)
西田、橋本が要所で3Pシュートを決め、14点リードで最終Qへ
スタートは、#7長野、#10オルストン、#19西田、#21橋本、#30ミラー。
富山#34スミス、#0小野らに得点され、開始3分に52-54と逆転される。#すぐに21橋本のジャンプシュートで同点に追いつき、ディフェンスリバウンドから#7長野がプッシュして#21橋本が勝ち越しの3Pシュートを沈める。#10オルストンのキックアウトから#7長野が3Pシュートで続き、#10オルストンがスティールからダンクを叩き込んでリードを6点に拡大する。
#54ガードナーがインサイドで強さを見せつけフリースローで得点を積み上げると、残り3分にファストブレイクから#21橋本の3Pシュートを突き刺して69-58と二桁リードを作る。
富山は#1ファイの連続3Pシュートで食らいつくが、#54ガードナーのバスケットカウント、#19西田の3Pシュート、#54ガードナー1on1と高確率に得点し、終了間際にも#19西田が3Pシュートを射抜いて14点リードで最終Qへ突入した。
4Q 三河 99–83 富山 (三河 19–17 富山)
ミラー、ガードナーが奮闘。今季最多99得点で16点差勝利
スタートは、#4細谷、#10オルストン、#19西田、#21橋本、#54ガードナー。
#30ミラーのフリースローで先制するが、富山は#20上田の3Pシュートで粘りを見せる。富山#34スミスにインサイドを攻め立てられるが、#54ガードナーのボーナススローで点差を詰めさせない。
#34スミスを強調する富山に、残り3分10点差まで迫られるが、#3柏木のオフェンスリバウンドを#30ミラーがダンクで得点につなげて踏みとどまる。
その後も#7長野の3Pシュート、#30ミラーの連続得点でリードを保ち、残り23秒に#54ガードナーの3Pシュートで今季最多の99得点に乗せる。最後まで集中したディフェンスを続け、最終スコア99-83で快勝した。
シーホース三河 ヘッドコーチ 鈴木貴美一 試合後コメント
富山さんは、前半からエナジー全開で得意のゾーンを出してきましたし、我々もちょっとシュートが入らなくて苦しんだのですが、途中、シュートが1本入ってリズムが良くなり、前半をリードして終えることができました。
前半は点の取り合いだったのですが、後半では勝負どころでいいディフェンスをすることができて、ファストブレイクが出て結果的に勝利できたと思います。
富山さんは外国籍・日本人と共に良い選手がいる中で、特徴を掴みながら、選手たちがしっかりとディフェンスをしてくれたおかげで勝てたと思います。
明日は同じ展開にはなりませんので、しっかりビデオを確認して戦術を立てたいです。