悪夢の6連敗でPO進出の可能性は2.0%に低迷! 苦しむエ軍に米紙は辛辣意見「オオタニが離れるのを承知の上で」

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ベンチでも浮かない表情が目立った大谷。この偉才の顔つきにもチーム状況がうかがえる。(C)Getty Images

 エンゼルスが苦しんでいる。現地8月6日に本拠地で行われたマリナーズ戦で2対3と敗北。これで6連敗となって借金も「1」に。悲願のポストシーズン進出がまた一歩遠のいてしまった。

 試合後の記者会見で「最悪だ。本当に最悪だ。そうとしか言いようがない」と、フィル・ネビン監督が嘆いたように、この日はジャッジに泣かされた。1点を追う10回裏の攻撃でボールゾーン気味の投球をことごとくストライク判定とされ、「(あの判定のせいで)流れが変わった」(ネビン監督談)。

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 しかし、だ。ネビン監督が「これが原因で負けたわけではない。勝つチャンス、打てるチャンスはあった」と言うように、マリナーズにスイープされた4連戦以前からエンゼルスは、好機であと一本が出ないもどかしい展開が続いており、それこそが痛恨の6連敗という結果に繋がっていると言えよう。

 今月1日(現地)のトレード期限までにルーカス・ジオリト、レイナルド・ロペス、C.J.クロン、ランデル・グリチック、ドミニク・リオンと大型補強を展開したエンゼルス。8年ぶりとなるポストシーズン進出へブーストをかけたチームだったが、よもやの大型連敗。米野球データサイト『Fan Graphs』の算出するプレーオフ進出確率は、わずか2.0パーセントにまで落ち込んでいる。ちなみに同サイトにおいて8月以降にプレーオフ進出確率が3%未満となったチームで、勝ち進んだのは21年のカージナルスしかない。

 あくまで過去の結果でしかないが、数字上は絶望的な状況になったと言える。ゆえにエンゼルスには、現地メディアでも辛辣な意見が寄せられている。米紙『New York Post』は「エンゼルスはトレードデッドラインでオールインをする決断を下したが、事態は彼らの期待とは全く逆の方向へと進んでいる」と指摘。ワイルドカード争いで出場権獲得まで7ゲーム差と開いた現状を憂いた。

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