ドラ4の門脇誠が大ブレーク、外国人は3人の左腕が残留を勝ち取る プロ野球補強診断2022-23【巨人編】
阿部監督は来季、どんなチームを作り上げるだろうか(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
昨シーズンオフから今季にかけての補強はうまくいったのか? 12球団、各チーム別で見ていきたい。今回は巨人編だ。
【一覧】2022~23年シーズンの巨人の主な入団・退団選手の一覧表
まずはドラフト4位で入団した門脇誠の大ブレークに触れたい。ルーキーイヤーの今季は開幕から一軍にフル帯同。内野の複数ポジションを守れるユーティリティー性と、原辰徳前監督をして「ストロング門脇」と言わしめる身体の強さを武器に、出場機会を獲得。夏場からは遊撃のレギュラーをつかみ、序盤振るわなかった打撃面でも後半戦の打率は.320と、プロの環境に適応した。来季は阿部慎之助新監督のもとでも遊撃起用が明言されており、背番号も「35」から「5」に昇格。さらなる飛躍が期待される。
阪神との競合で獲得したドラ1・浅野翔吾も1年目から一軍でプレー。8月18日の広島戦では森翔平からプロ初アーチを放った。最終的には24試合出場で打率.250、1本塁打と、上々のデビューイヤーに。来季はセンターのポジション争いに参戦しそうだ。
C.C.メルセデスとグレゴリー・ポランコがロッテに移り、ゼラス・ウィーラーが打撃コーディネーター転身と、巨人の外国人は大きな入れ替えを行うことになった。その中で残留を勝ち取ったのは3人のサウスポー。フォスター・グリフィン、ヨアンデル・メンデス、そしてアルベルト・バルドナードだ。特にグリフィンは開幕から安定した投球を続け、20試合登板、防御率2.75をマーク。球団も欠かせない戦力として評価しており、新たに複数年契約を結んだ模様だ。