「豊作」と言われた18年ドラフト 5年後の答え合わせ 意外な出世頭とは
【意外な出世頭】
聖心ウルスラ高校からドラフト6位で巨人入りした戸郷翔征は菅野智之に代わり、ジャイアンツのエース格に躍り出ました。WBCにも選出され、世界一に貢献。今シーズンもここまで8勝1敗、防御率2.45と文句なしの成績を残しています。
横浜高校の強打者だった万波中正はドラフト4位で日本ハムに入団。未完の大器が今季、見事に開花。パ・リーグトップの14本塁打を放っているのですから、担当スカウトの「眼」は評価されて然るべきでしょう。
亜細亜大で強打の捕手として名を馳せた頓宮裕真はドラフト2位でオリックスへ。現在は打棒が開花し、現在パ・リーグの1位となる打率.348のハイアベレージで猛牛軍団を先導しています。
ドライチ勢では阪神に1位指名された大阪ガスの近本光司。当時は高校生にビッグネームが相次いだことから、社会人の外野手を獲得する姿勢に賛否両論がありましたが、5年後の今、あの指名が「正解」だったと、猛虎のスカウト陣は胸を張れることでしょう。
入団時にも悲喜こもごものドラマが生まれるとされるドラフト。その「答え合わせ」もまたファンにとっては興味深いものといえそうです。
(※記録はすべて、28日現在)
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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