メジャー第2戦「ANAインスピレーション」大会の見どころをレジェンド、カリー・ウェブが語る

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 いよいよ開幕するメジャー第2戦「ANAインスピレーション」。日本勢からはエースの畑岡奈紗を筆頭に、昨年の全英AIG女子オープンに続くメジャー2勝目を狙う渋野日向子ら精鋭たちが参戦する。優勝者は18番グリーン脇のポピーズ・ポンドに飛び込むことが伝統となっているこの大会で、今年歓喜のダイブをするのは誰なのか。

注目の一戦の幕開けを直前に控えるなか、今季のWOWOW LPGA女子ゴルフツアー アンバサダーのカリー・ウェブにインタビューを実施した。これまで「ANAインスピレーション」での2勝をはじめ、LPGA女子ゴルフツアー41勝、メジャー7勝という大記録を持つレジェンドならではの視点から今大会の見どころをたっぷりと語ってもらった。

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(c)WOWOW


――ANAインスピレーションで2勝しているカリーさんにとって、今大会の魅力はどんなところにありますか?
ANAインスピレーションは1972年から続く大会で、歴史や伝統があります。その点が特別なものにさせていると思います。最初の年から現在に至るまで、優勝者は同じトロフィーを掲げています。そして、ここ25年は優勝者が18番グリーン脇のポピーズ・ポンドに飛び込むことが伝統となっていることもこの大会の特徴です。今年は9月に開催されますが、例年はシーズン最初のメジャー大会で、毎年同じミッション・ヒルズCCで行われます。人々の記憶に残り、すぐに大会の歴史に引き込まれてしまうようなところが、私たちにとっても特別なものにしてくれています。

――2000年の優勝時、どうポピーズ・ポンドに飛び込もうか考えていましたか?
優勝できるとは思っていなかったので、あまり考えていませんでした。私はキャノンボールみたいに飛び込むつもりで、実際に飛び込んでみたら空中で「この池どれだけ深いんだっけ?」とふと思い、着地したら尾骨が底についていて、気がついたら平に横たわっていたので、あまり見栄えよくはありませんでしたね。2006年の2回目の優勝時は、池が「ポピーズ・ポンド」と名付けられた最初の年で、それまでは汚い池でした。プレーオフに勝っての優勝だったので嬉しかったです。でも、せっかく勝った後に怪我してはいけないので、あまり飛び込む事ばかりに夢中にならない方が良いと思いました。

――他にANAインスピレーションにまつわる思い出はありますか?
私のキャリアの中で一番のANAインスピレーションの思い出は、やはり2006年に優勝した時だと思います。72ホール目のパー5、残り116ヤードのサードショットをウェッジで打ったのですが、その球がホールに吸い込まれました。少なくともバーディにする必要があったのですが、イーグルショットがカップに入った時は、私が人生で経験したどんなことよりも興奮した瞬間です。私自身はあれ以上の思い出は作れないと思います。近年は18番ホールがエキサイティングで重要なホールだと思います。ブリタニー・リンシカムがイーグルを決めて勝った有名なショットもありますし、ワクワクするホールになっていると思います。

――今年は残念ながら無観客で開催されますが、テレビで観る人に楽しみ方のポイントを伝えるとしたら?
今年は例年とは違った年になると思いますが、確実にバック9はいつも通りエキサイティングなものになると思います。今年はどのようにプレーされるか興味深いです。

――開催時期が4月から9月に変更になったことで、コースコンディションはどう変わりますか?
通常はバミューダ芝の上にライ芝を生やすなど、色々な草が生えてくるように冬に種を撒きますが、今年はその芝はこの時期には枯れてしまいます。今年はバミューダが強くなると思うのですが、この芝は長くは生えてこないので、ラフは例年ほど深くないと思います。そのため、長距離打者が優位になるのではないでしょうか。また、フロリダに住んでいる選手たちはグリーン周りのチッビング含め、バミューダ芝が得意です。ブリタニー・リンシカムもそうですし、レクシー・トンプソンもそうですね。グリーンも、この時期の猛暑だと少し粗くなる可能性がありますね。たっぷり水やりをする必要があるので、通常よりも柔らかくなることが予想されます。

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