今シーズン最後のメジャー「全米女子オープン」畑岡、渋野ら総勢19名の日本勢に大会直前インタビュー
勝みなみ
Q.今回は異例の大会で2コース使っています。印象はいかがですか?
「2コースとも全く違うというか。コースの木とかは同じなんですけど、距離とかグリーンの形とかが異なっているので、そこら辺を対策していきたいなと思います」
Q.どちらの方が攻めやすいなというのはありますか?
「ジャックラビットのほうが(距離は)短いんですけど、ティーショットはすごく狭く感じます。どっちもどっちですけど、グリーンが大きいのはサイプレスなので、ジャックラビットのほうが難しいのかなぁ……」
Q.全体的にフェアウェイが広めですが、コースの状態はどう感じましたか?
「柔らかいと思います。でも柔らかいのに転がってくれるので、ちょっと距離も長いので転がって距離を稼いで短いクラブで打てたほうが、バーディチャンスも増えると思うので、どんどん転がって欲しいなと思います」
Q.勝さんといえばアマチュア時代から沢山のコース、たくさんの海外経験をしていると思いますが、こういうコースは戦いやすいですか?
「そうですね。割と日本に近いというのもあるので、見た目とか。楽しく回れそうな気がします」
Q.シーズン終盤にかけて調子が上がってきていると思いますが、現在はどうですか?
「だいぶ調子が良くなりました。ショートホールが苦手だったんですけど、今回回ってみてショートホールがだいぶ良くなっているので、今週楽しみだなと思います」
Q.目標はどういうところに設定されていますか?
「まずは予選通過が重要だと思うので、そこを目標としてやっていきたいです。そのために、いろいろ日本から持ってきた課題をクリアするとか、トレーニングするっていうこともやっています。それを続けながら体調を見て、今の身体とか体力でどれだけできるのかっていうのを試すいい機会でもあるなって思うので、そこら辺をどんどんクリアしていけたら良いのかなって思います」
Q.ちなみに日本から持ってきた課題というのは具体的にどんな所なのでしょうか?
「ショットの面です。スイングでこうしてみたいなっていうのが練習場で見つかって、コースで試すことができなかったので、この2日間練習ラウンドでやっています。具体的には軸を感じてバックスイングを上げる、みたいなイメージです。その動きが自分に合ってると感じましたし、それを4日間やるっていうのが今の課題です」
Q.最後に今週のトーナメントへの意気込みをお願いします。
「勝みなみです。いつも応援して頂いて本当にありがとうございます。今週は自分が持ってきた課題とかをクリアして、自信をつけて日本に帰って来たいなって思います。結果も上位で戦うことが一番の目標でもありますし、そこで戦うために何をすれば良いのかを1打1打考えて、楽しくゴルフをして皆様に笑顔を届けられるように頑張りたいなと思います!」
小祝さくら
Q.全米女子オープン、初めての海外メジャーですが今のお気持ちを聞かせてください。
「到着してから時間が経ったんですけど、このコースにはまだ慣れてない感じですごく難しく感じます」
Q.特に全英(AIG女子オープン)の方は自分から辞退されたということで、今回は並々ならない思いで来てらっしゃると思います。緊張してる感じが見受けられますが、いかがですか?
「コースが全然日本とは違うのはもちろんですが、外人選手の中でプレーするということで、皆さん体も大きいですし、パワーも全然違いますので、迫力がすごいなーっていう風に思っています」
Q.その中で憧れのコ・ジンヨン選手と今日は練習ラウンドを回れましたけど、いかがでしたか?
「すごくスイングが好きで、いつも見ているんですけど、やっぱり間近で一緒にプレーしてみて、本当にショット力だったりパットとかもすごく打ち方を端から見ていました」
Q.この2つのコースについて教えてください。
「サイプレスっていうこのコースは狭いイメージがあって、グリーンもどちらも大きいので、距離も長くて難しいイメージです。ジャックラビットのほうは、少しだけ距離が短くなるんですけど、それでもグリーンが大きかったり、ティフトンもしっかりあるので、注意してプレーしてきたいです」
Q.その厳しい状況の中で、自分のどんなゴルフを皆さんに見せたいですか?
「まずはしっかりと予選通過して4日間プレーしたいです。今ショットは結構良くなってきたので、自信を持ってプレーしてきたいです」
Q.今回はコーチも一緒に帯同されているという事で、その辺はいかがですか?
「今回こっちに来てから、ショットもまあまあ荒れていたので、そこら辺を重点的に見てもらって、どんどん直ってきたので安心してプレーしたいです」
Q.では改めて今週の意気込みをお願いします
「小祝さくらです。目標は予選を通過して優勝争いできるように頑張ってきます!」
河本結
Q. 体調はどうですか?
「日本と気候も似ていて、日本でやっていた気持ちのまま来れていますし、時差ボケもとれたので、すごく良い感じです」
Q.今回は2コースを使う大会となりました。十分練習はできましたか?
「そうですね。でも土曜と日曜は先週の大会の資格者だったので練習ラウンドができかったのですが、2コースとも歩いて回って、じっくりハーフ2時間以上かけて見ながら調整することができました。その面ではしっかり見ることができて良かったんじゃないかなって思います」
Q.この2つのコースの中で河本選手的には得意なコースってありますか?
「サイプレスもジャックラビットもそれぞれの難しさがありますが、ジャックラビットのほうがスコアが出るかなと思っています。ただ、選手が両方からスタートするので、あまりスコアを参考にしすぎると自分の調子も狂っちゃいそうなので、とにかくが両コースでの自分の目標を見つけてやるのがベストかなと思います」
Q.LPGAのルーキーイヤーということで大変な1年になったと思います。最後の残り1試合、もしくは2試合になりました。今年の1年振り返ってどうですか?
「本当に苦しいというか、全部が新しい1年だったので、すごい勉強になりました。来シーズンが本当に自分にとってのルーキーシーズンになるので、そのための準備シーズンだなって思うと、本当に良い経験をさせてもらったなって思います」
Q.全米女子オープン、目標はどういう所に設定していますか?
「とにかく日本からたくさん選手も沢山来ていますし、その中でUSLPGAルーキーとして今年1年間やってきたっていう強い想いがあるので、他の選手に負けないように。まずは予選通過して、自分の目標はトップ10に入ることなので、それが出来るように集中して頑張りたいと思っています」
Q.最後に今週の意気込みをお願いします。
「河本結です。今週アメリカに戻ってきてすごく自分が自然体で入いられるな、っていう風に思ってます。一生懸命最終日まで戦えるように頑張りますので応援よろしくお願いします!」
古江彩佳
Getty Images
Q.海外でのトーナメント経験は?
「あります」
Q.その経験と今回のこのヒューストンの印象を比べるといかがですか?
「海外に行ったのも結構前になっちゃうので、あまり覚えてないですね。久しぶりで、楽しい感じが出ています」
Q.今回は12月開催ということで2コースを使うという異例の大会なんですけど、こういう経験はありますか?練習ラウンドも2コースしなければいけない。大変な1週間ですね。
「ないかなと思います。1つ覚えるのも大変なので、2つ覚えるとなると本当に大変です」
Q.その2コースの中でどちらかが得意、不得意っていうのはありますか?
「得意、不得意っていうのは自分の中では作らないのですが、サイプレスのほうは長いぶん、難しいかなとは思います」
Q.そのサイプレスで3ラウンド。どういう所を注意したら攻略しやすいと思いますか?
「まずはしっかりフェアウェイキープをしてから。パーオン率が良ければスコアも作っていきやすいのかなと思っています」
Q.この試合は今年最後の女子のメジャーですし、来年の東京五輪が控えていて、ワールドランキングポイントも懸かった試合になっています。今シーズンもすごい勢いでポイントを稼いできて、いまオリンピックが目の前にきていて、そういう意味でもやりがいのある試合になりますか?
「そうですね。でもそういうのはあまり意識しないでやっていきたいと思ってます」
Q.古江選手にとって、自分のストロングポイントはどんなところですか?
「調子が良いときの話にはなるんですけど、安定性は自分の武器だと思ってやっていきたいなと思います」
Q.今大会の目標はどんなところに設定していますか?
「プロとして初めての海外、しかもメジャーの大会なので、どうなるか全然わからないです。欲張らずに出来ることだけやっていきたいなと思います」
Q.メジャー出場が決まった時、どんな感情でしたか?
「まさか出られるとは思っていなかったので、そこは嬉しいなと思いながら、すごく幸せを感じています」
Q.たくさんのスター選手が出場していますが、憧れの選手などはいますか?
「みんな憧れの選手という感じです。すごく遠い存在なので、そういう人たちと一緒に試合に出られることも嬉しく思います」
Q.最後に今週に向けての意気込みをお願いします。
「古江彩佳です。今週は初めての海外メジャーなので、気楽に楽しくラウンドしたいなって思います。応援よろしくお願いします」