今シーズン最後のメジャー「全米女子オープン」畑岡、渋野ら総勢19名の日本勢に大会直前インタビュー

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渋野日向子

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Q.調子を上げてきての今、現在のお気持ちをお聞かせ下さい。
「調子を上げて来れたように結果的には見えるんですけど、まだ新しく自分を作り上げていくために心もリフレッシュして、また1からって言う感じで考えるとすごく良いスタートが切れてるという風に捉えています。すごく初心に帰っている、そんな気がします」

Q.1つ1つまた新しいことを見つけようとするモチベーションはどこから来ているんでしょうか?
「やっぱりまだまだ先は長いですし、苦しいと思ってる時もありましたけど、こんなの全然ちっぽけだな、っていうのはすごく思うので。それを考えると気持ちも楽になりましたし、どこからモチベーションが来ているのかはわからないですけど……、家族と話したりすることにより、また自分も頑張らなきゃ、って思うようになってきてるのが、すごく良い方向を向いてきてるなと思います」

Q.日本で新たに気づいたことだったり、技術や精神的に成長した部分として、どこをあげたいですか?
「技術はそこまで成長しているとは思えないんですけど、気持ちの面です。気持ち的にやっぱりすごくネガティブな時が多かった2020年だったんですけど、それが日本での試合の時にコロッと変わりました。なぜかわからないんですけど、ある日の何かの出来事ですごく気持ちも楽になって。グリーンを外したときのアプローチもどこに落とせばいいんだろうか、というイメージをすること自体もすごく楽しくなったので、ほんとにそういう所ですね。」

Q.メジャーチャンピオンの肩書を捨ててもいいともおっしゃっていましたが、今もその気持ちですか?
「今もそれは一緒で、本当にチャレンジ精神を忘れずに、これからもずっとやっていかなきゃいけないな、というのがあるので。本当にいろんなものを捨てて、また1から作り上げていきたいなと思っています」

Q.成長の年と言うことですか?
「そうですね。いろいろ見つけたり、いろいろ捨てたって感じです、あはは」

Q.いよいよメジャー最終戦が始まりますが、コースについての印象教えてください。
「サイプレスコースについてはパー71にしてはすごく長いなという印象と、グリーンの長さが60ヤードあるところがあったりするので、縦距離がすごく重要になるなって。やっぱり持つ番手も長いので、よく飛ぶクラブになってしまう。そこでコントロールしつつ、縦距離を合わせるという事は、個人的にはすごく難しいなと思っているので、本当にパッティングだったりアプローチ勝負になるかなとは思います。ジャックラビットのほうは比較的サイプレスよりは距離が短いんですけど、その分グリーンの横幅がちょっと狭いかなっていう印象を受けたので、そこをコントロールするのはかなり大事になるんじゃないかなと思います」

Q.キーホールで注意したい事は?
「キーホールはいろいろありすぎて思い浮かばないんですけど、注意したい事といえば、かなり傾斜が強いところで返ってきて池に入ったり、グリーンからこぼれ落ちるというところが何箇所かありますね。そういうところはしっかりチェックして、なるべく傾斜の低いところにちゃんと乗せると言う事を意識しながらやっていけたらなと。サイプレスの12番か13番のパー3ショートはかなり難しいなと思ったので、そこは池に入れないように気をつけたいなと思います」

Q.今回日本人が大勢出ていますがメジャーでこの雰囲気、どうですか?
「あー、もう会う人会う人『おおー!』みたいな感じで、日本で戦っているような感じがあるんですけど、それでも出ている人数としては8、9分の1とかなので。でもコースの事とかも話ができたり、昨日は私の家で勝みなみさんと三ヶ島かなさんを呼んでBBQしたり、そういうこともできたので、そこはいっぱい日本人がいないと出来ないようなことなので、それも楽しんでいました」

Q.久しぶりのアメリカはいかがですか?
「やっぱりここで戦いたいなというのはすごく、毎回来るたびに思わせてくれるというか、結局2カ月前以上から思っています。この難しさの中でゴルフをする気分、苦しんでいる自分を想像するのが楽しい、みたいな感じで。その中でもっともっと成長していきたいっていうのがあるので、今回練習ラウンドからかなり真剣に取り組みながら楽しんできました」

Q.この1年の集大成として意気込みをお願いします。
「2020年の最終戦をアメリカで終えることができるのは、本当に良い経験だと思うので、出るからには4日間戦いたいですし、すごく難しいコースではあるんですけれど、自分の今できるゴルフをしっかり出し切って、予選通過できるようにがんばります」

Q.ファンの方に向けてお願いします。
「こんにちは渋野日向子です。2カ月ぶりのアメリカツアー、2020年のメジャー最終戦の全米女子オープンということで、本当に難しいコースではあるんですけど、自分らしく今の自分ができるゴルフを精一杯、予選通過できるように頑張りますので、応援よろしくお願いします!」





原英莉花

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Q. 波に乗ってる原選手ですけれども、舞台はアメリカに代わって初めてということですがどんな印象ですか?
「コースの周りにお家があったりして壮大ですね。すごく日本にない感じで、楽しみながら練習ラウンドを回りました」

Q.まず練習ラウンドを他のコースからされたそうですが、時差ボケも含めてどんな感じで練習してきましたか?
「アメリカが初めてだったので、分からないことがたくさんで、横峯さくら選手に色々とアテンドしていただいて練習させてもらいました。アプローチ、パター、ショットとこっちの芝で慣れるように、コースで練習メインでやりました」

Q.今年の序盤、オーストラリアの大会で「いずれ海外で活躍できる選手になりたい」とおっしゃっていたと思いますが、今も変わりはありませんか?
「そうですね。こっちで戦いたいなーって思いはすごくあります」

Q.今年、ここまで好調の自分の戦績を振り返ってみて良かった点、何が一番成長したと思いますか?
「ずっと課題にしていたグリーン周りが、すごく自分の中では成長したんじゃないかなって思います。パッティングが直結してスコアに結びついているので」

Q.この全米女子オープンというと誰もが憧れる大会ですけれども、他の選手と一緒にラウンドして、成績を出すっていうことにどんな意味があると思いますか?
「日本じゃなく世界ということで、ここで成績出したらすごい自分の中でも自信になると思いますし、さらにこっちで戦いたい、っていう気持ちが強くなるんじゃないかなと思います」

Q.今回のコースの印象を教えてください。
「ものすごく長いっていうのとグリーンがすごく大きくて。大きいけどアンジュレーションがすごくある、難しい本当にタフなコースだなって印象あります」

Q.誰もがアプローチが難しいコースだなっていうのも話していますね。
「砲台になってる部分があるので、下に行ってしまったりとか、外してしまうとかなり難しいなっていうのはありますね」

Q.今現在のご自身のストロングポイントは?
「ずっと好調のパッティングが、このまま好調で調整できたらなと思います」

Q.今現在一番得意なクラブは?
「私はやっぱりずっと9番アイアンが得意なので、一番好きなのも9番です」

Q.このコースに対してどんな風に攻めていきたいですか?
「まずはパーセーブをさせたいなっていうのがあるので、しっかりフェアウェイにドライバーを置いていきたいです。難しいほうに狙っていってしまうと、本当に難しいほうに行ってしまってダボ、ボギーと落としてしまうことも多いと思うので。自分の得意な距離じゃないとピンはデッドに狙っていけないのかなと思うので、狙うところと、ちょっと守るところとのメリハリをつけながらプレーしたいと思います」

Q.改めて今週の目標を教えてください。
「まずは予選を通過して3日目、最終日と戦いたいなと思ってます」

Q.最後に意気込みをお願いします。
「原英莉花です。初めての海外メジャー、楽しんで頑張っていきたいと思います。応援よろしくお願いします!」

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