今シーズン最後のメジャー「全米女子オープン」畑岡、渋野ら総勢19名の日本勢に大会直前インタビュー
1946年に第1回が開催された、最も長い歴史を持つ今年最後のメジャー大会。賞金総額はツアー最高額の550万ドルで、今年は無観客で開催される。会場は1969年の全米オープンや、1993年の全米アマチュア選手権でも使用された。ジャックラビットコースとサイプレスクリークコースの2つのコースを使用する。数々のドラマが生まれたこのメジャー大会で掴む勝利は、すべての女子ゴルファーにとって最高の名誉となる。
異例の12月開催となった今シーズンのメジャー最終戦となる今大会には、畑岡奈紗、渋野日向子ら総勢19名もの日本勢が出場する。大一番を目前に控えた日本勢に独占インタビューを行った。
畑岡奈紗
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Q. 先週の悪い天候から打って変わって、すごく良いコンデションの中での大会開催されます。まず今大会に向けて意気込みをお願いします。
「先週も同じテキサスでの試合だったんですけど、天候が本当にガラッと変わって、すごくいいお天気で。先週と芝の質とかがすごく似ていて、先週から学んだこともあったので、それを生かして上位を狙えたらなと思っています」
Q.先週少しポイントが分かったとおっしゃっていましたが、気づいたところってどんなところでしょうか?
「いつもだったらちょっと逆目のアプローチとかでハイブリッドを使うことが多いんですけど、フェアウェイが少し長かったりして、思った以上に転がらないで戻ってきたりとかっていうところもありました。なので、しっかりキャリーを出すボールで今度は9番アイアンとかで打ってかないといけないのかな、って思いました」
Q.今回のコースは長いというイメージとみなさんおっしゃってますが、どんなタイプの選手が強そうですか?
「2つコースがあるんですけど、どっちも飛距離が出ている選手のほうが、どちらかというと良いのかなと思ってます」
Q.この2コースを畑岡選手なりに解説してみてください。
「ジャックラビットのほうはどちらというと、こっちの方がフェアウェイが狭い印象があって、あと2打目以降でちょっと木が高くてピン位置によってはフェアウェイからでも、木の高さが気になるような所もあったりするのかなと思います。グリーンも比較的反対側に比べると小さくて、傾斜も少ないほうかなと思ってます。サイプレスのほうは距離が長くなって少しフェアウェイは広い感じはするんですけど、それでもまだいつもに比べるとフェアウェイが狭めです。大きな違いはやっぱりグリーンが大きくなっていて、傾斜もすごく強いなと思います」
Q.今年は異例のシーズンとなりましたが、ここまでのテーマとして、この試合に向けて調整してきたっていうのはありますか?
「12月にやるっていうのはびっくりしました。でも、できるとなったらやっぱりここに向けて上手く調整していきたいなって思って、9月頃からやってきました」
Q.その中で自分の中では感じるもの、成果としてはいかがですか?
「ずっと調子良くKPMG(全米女子プロゴルフ選手権)まではやってたんですけど、一回帰ってから調整がなかなかうまくいってないので。ショットが思うような調整ができてないのかなと思っています」
Q.その中で目標設定はどんなようにされていますか?
「それでもしっかり予選を通って、ここからどんどん順位をあげていければいいなと思っています」
Q.全体を振り返ってきて今年シーズンここまではいかがですか?
「まだ優勝できていないというのは、すごく悔しい部分ではあります。でも、試合数は減ったんですけど、トップ10には2回に1回は入れているので、安定したプレーはできてるのかな、と思ってます」
Q.今週の意気込みをお願いします
「WOWOWをご覧の皆さん、こんにちは。畑岡奈紗です。今週の全米女子オープン、上位目指して頑張るので応援よろしくお願いします!」