日本ハムがダル&大谷量産化計画!「天理のダル」「八戸のダル」「九州のダル」190センチ超え投手3人をドラフト指名!
2021年ドラフトで日本ハムはストロングポイントをグイグイと攻めてきた。
ドラフト1位は「天理のダルビッシュ」「達(たつ)ビッシュ」とも呼ばれる、身長193センチの天理高(奈良)達孝太投手を単独指名。今春センバツ甲子園で2完投1完封と活躍し、ベスト4入りの原動力となった大型本格派右腕を指名した。
目立っていないが、育成でも190センチ超えを2人指名している。育成1位で、190センチの八戸西高(青森)福島蓮投手。育成3位には、191センチの九州国際大付高(福岡)柳川大晟投手。長身がズラリと並ぶ入団会見は、壮観な眺めになるだろう。
プロ野球界にはかつて「高身長投手は大成しない」というジンクスがあった。達の先輩にあたる「天理のツインタワー」が甲子園を席巻したのは1990年。Wエースで全国制覇した南竜次(193センチ)、谷口功一(191センチ)はいずれもプロ入りしたが、未勝利で球界を去った。長身ゆえに体のバランスが悪く、故障が増え、期待されながら結果を出せない選手が多かった。
そんな不吉なジンクスを吹き飛ばしたのが、ダルビッシュ(196センチ)だった。05年ドラフト1位で日本ハムに入団後、メキメキと成長。球団育成プログラムと科学の進歩もあいまって球界を代表する投手になり、メジャーへと羽ばたき、後を追うように大谷翔平(193センチ)も続いた。
ダルビッシュの成功以降、日本ハムは好んで長身投手を集める傾向がある。主に高校球界で注目の長身投手をたとえるときに使われる「○○のダルビッシュ」が、他球団と比較してわりと多い。