高梨沙羅の悲劇になぜ猛抗議しないのか 日本チームの無責任体質に異議あり
前述のメディア関係者は続けます。
「日本のスポーツ界は理不尽なことがあっても耐え、忍ぶことが美徳とされてきた。今の40代以上の人は、指導者や年長者からの体罰に耐えて、スポーツに打ち込んできた人も多いでしょう。しかし、おかしいものはおかしいとハッキリ言えるスポーツ界にならなくてはいけない。今回の『抗議なし』には、事を荒立てたくない『事なかれ主義』を連想してしまいます。『もうこの悲劇を繰り返すな。アスリートを第一に考えた透明性のあるルール作りをすべきだ』と日本が率先して世界のスキー関係者に働きかけていく、そんなリーダーシップを期待したいです」
アスリートが五輪での悔しさを晴らせるのは、どんなに早くても4年後…だからこそ、悔いのないパフォーマンスをしてほしい。そんな願いが届くよう、日本の競技関係者には毅然とした態度で臨んで欲しいと願わずにはいられません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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