F1フェラーリのカルロス・サインツが再審請求 オーストラリアGPで12位降着 3度の赤旗中断など最後まで大混乱」
今回は赤旗中断の指令が乱発したことで選手たちからも非難が殺到した。優勝したレッドブルのマックス・フェルスタッペンも「なぜ赤旗が必要だったのか理解に苦しむ。セーフティーカーを出した後に、通常のローリングスタートにしていれば、アクシデントが多発することはなかっただろうし、普通にレースをフィニッシュできた。とどのつまり、彼らは自分自身で問題を作り出してしまった」と嘆いた。
赤旗中断後にスタンディングスタートでレースが再開すれば、バトルも生まれるが、スタート直後は特に接触事故を起こしやすい。
F1を含めてサーキットレースでは競技を審判する側は瞬時の適切な判断が求められる。グランプリによっては元F1ドライバーをレーススチュワードに委嘱するところもあるが、サインツらの事故はスタンディングスタートを選んだ審判側にも責任の一端はあったのではないか。
2021年最終戦のレース終盤で起きたセーフティーカーの運用の不備など、フェアでないと疑る裁定が多いのも確か。今回も人の作為によってレース結果が変わってしまったように見えてならない。
[文/中日スポーツ・鶴田真也]
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