「応援団」の存在が逆風に?阪神・佐藤輝の新人王獲りに立ちはだかる「あの問題」

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 蓋を開けてみると、新人王は京田で208票。だが、2位の名前が波紋を呼んだ。阪神・大山が49票。浜口は27票で3位に留まったのだ。

 この年の大山は後半戦こそ存在感を示す場面はあったが、1軍昇格は6月。75試合で47安打、打率・237、7本塁打、38打点、2盗塁と凡庸な成績で終わっていた。新人王に輝いた京田も「浜口だと思い、正直諦めていました」と口にしたほどで、大山への異常な投票数が際立った。

 結果的には、浜口には連盟からセ・リーグ新人特別賞が贈られる事態となった。当然、大山に対しては何の表彰もなかった。投票基準に明確なガイドラインはないが、少なくとも関西地区以外の投票有権者が大山に入れるとは考えにくく、物議を醸すこととなった。

 セーブと安打数でそれぞれ球団新人記録を更新した栗林、牧への評価に異論を挟む者は少ないだろう。奥川は規定投球回に到達できないのがネックだが、2桁10勝到達の可能性はある。ヤクルトがこのまま首位で終えられれば、優勝への貢献度も高く評価されるだろう。チームが早々にプレーオフ争いからも脱落した栗林、牧にはない点でもある。そして不振から抜け出せない佐藤。こちらは在阪人気球団独特の組織票という、思わぬ頭痛の種を抱えかねない。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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