阪神・佐藤の急失速で混沌とするセ・リーグの新人王争い 対抗馬となる選手とは
既に開幕から22試合連続無失点の球団記録を更新している右腕。夏の東京五輪ではオールプロ化された2004年アテネ五輪以降、初めて新人として日本代表に選出された。その大舞台でも抑えを任され、2勝3セーブと全試合に投げて5連勝での金メダルに貢献。侍ジャパンでの活躍も、記者投票で決まる新人王争いではプラスアルファとして映りそうだ。
焦点の一つが佐藤がいつ1軍に復帰するのか。最短では21日の中日戦から出場選手登録が可能だが、最短復帰はあるのか。2軍戦では12打数3安打、6三振と決して結果を残せているとは言えない。1軍は優勝争いのど真ん中におり、おいそれと上げて試してみる余裕などない。復調の兆しが確かなものとなり、戦力として計算が立つまでは、2軍調整が続く可能性がある。
現時点では大まかに見れば横一線の3者だが、佐藤の2軍調整が長引けば取り返せない差を付けられかねない。例年ならペナントレースも終幕という時期だが、今シーズンもコロナ禍と東京五輪による中断期間の影響でシーズンが後ろ倒しにされ、10月いっぱいまでレギュラーシーズンは続く。
横浜スタジアムでの場外ホームランなど、見た目の派手さも手伝いハイレベルな新人王争いで頭角間違いなしとまで見られていた佐藤。ここにきて黄色信号が灯っている。
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[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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