F1にもOEM化の波が・・・アストンマーティンのF1参入でモータースポーツ業界は大混乱!
アストンマーティンのF1参入でモータースポーツ業界は大混乱
2021年からアストンマーティンにチーム名が変わるレーシングポイント(レーシングポイント提供)
ちなみにいわゆるワークスチームと呼ばれるメルセデス、フェラーリ、ルノーはチームを子会社化しており、自社製のパワーユニットも開発。ホンダはプライベートチームのレッドブルとトロロッソ改めアルファタウリの2チームに日本で製造・開発されているパワーユニットを提供している。
実はアストンマーティンのF1参入でモータースポーツの業界は大混乱に陥っている。
同社はレッドブルとハイパーカー「ヴァルキリー」の共同開発をしており、仏ルマン24時間レースを頂点とする世界耐久選手権(WEC)に、今年9月から始まる次シーズン(2020-21年)に新最高峰クラスの「LMハイパーカー(LMH)」での参戦を表明していた。
ところがF1に軸足を移したことで、WECの計画をここに来て白紙に戻すもようだ。この結果、WECのLMHクラスに初年度からワークス体制で参戦するのはトヨタ1社のみになってしまう。
WEC側は既存のルマンプロトタイプカーから市販車に近いハイパーカーへシフトすることで、シリーズに新風を吹き込ませるつもりでいただけに思わぬ肩透かしを食らった形だ。
[文・写真/中日スポーツ・鶴田真也]
トーチュウF1エクスプレス(http://f1express.cnc.ne.jp/)
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