「日本に遅れを取っている」“アジア最強”としてパリ五輪出場を決めた日本代表に中国メディアも垂涎「強力なライバル」【バスケW杯】

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渡邊を中心に結束を高め、見事なケミストリーを見せつけた日本。彼らの快進撃に海外メディアも賛辞を惜しまない。(C)Getty Images

 試合終了を知らせるブザーが鳴った瞬間、沖縄アリーナは熱狂の坩堝と化した。

 9月2日、沖縄アリーナで「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」(W杯)の17-32位決定ラウンドが行われ、グループOでは男子日本代表(世界ランク36位)がカーボベルデ代表(同64位)を80-71で勝利。同大会におけるアジア最上位を確定させ、パリ五輪出場を決めた。ちなみに自力での五輪出場は1976年モントリオール大会以来、実に48年ぶりの快挙となった。

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 今大会で最高と言うべき内容で“アカツキジャパン”は快哉を叫んだ。第1クオーターこそ2点ビハインドで折り返したが、第2クオーターでは富永啓生が3ポイントシュートを面白いように決めて逆転に成功。第3、第4クオーターも主導権を握り、最後は何とか逃げ切った。

 試合後のフラッシュインタビューで渡邊雄太は「いったん試合の話は置いといて最高です。やっと報われた気がします」と男泣きをしながら語った。2019年のW杯では5戦全敗、21年の東京五輪でも3連敗と、主要国際大会で結果を残せずにいた日本男子バスケ。それだけにフィンランドやベネズエラといった強敵を破った今大会は世界に成長を印象付けるものにもなったとも言えよう。

 アジア勢では圧倒的な強さを見せた日本の快進撃にはライバル国も驚きを隠さない。中国のスポーツメディア『捜狐』は、「日本の速攻は効率がよく、カーボベルデのディフェンスは彼らの前に成す術がなかった」と傑出したパフォーマンスを絶賛。そのうえで「今大会の日本のパフォーマンスが一過性のものでなければ、この先も彼らがアジア最強の座を争う強力なライバルとなり、警戒すべき存在となる」と強調した。

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