新庄ハム 指揮官の「近藤決別発言」が波紋 背景にある「あきらめモード」とは
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オフに入って日本ハムが積極的な補強を進めている。
10日、日本ハム・石川亮捕手(27)とオリックス・斎藤綱記投手(25)の1対1の交換トレードが成立し、両球団から発表された。
オリックスから獲得した斎藤は北海道札幌市出身。14年ドラフト5位でオリックスに入団。今季は5試合の登板にとどまったが、ウエスタン・リーグではチームトップの50登板で1勝2敗、防御率2・41の成績を残していた。リリーフ左腕はチームの補強ポイントでもあった。
日本ハムにとって、これで今オフ3件目のトレードとなる。ほかにも元中日のアリエル・マルティネスの獲得調査を行っていることが伝えられるなど、優勝を目指すと公言する中、積極補強に動いている。
一方、「本丸」攻略は苦戦しそうだ。FA宣言したチームの主力、近藤健介外野手(29)について、新庄監督は「また一緒に戦いたいとは思っているし、願っている」としながらも「納得いくまで悩んで。結果、また一緒にプレー出来るのであれば一緒にやっていきたいし、よそに行っても一生仲間」と半ば、あきらめモードも感じさせる発言を行っている。
球団も異例の大型契約を提示し慰留に努めているが、近藤残留が厳しくなりそうな発言もささやかれている。
来季から日本ハムの一軍外野守備走塁コーチを務める森本稀哲氏が10日までに更新した公式YouTubeチャンネルに出演した新庄監督は今季の成績を振り返った上で、来季のチーム構想について語る場面もあった。
動画の中ではドラフト1位指名した投手兼外野手の矢澤宏太(日体大)選手指名の裏側について、巨人がドラフト1位指名した浅野に魅力を感じながらも「即戦力」として矢澤獲得に動いたと話した。
その上で 矢澤を含めた来季の外野手の布陣を話す中で「江越くん、松本くん、五十幡くんいるやろ。ここに浅間くんが入ってくるやろ。で、矢澤くんやろ」と5人の名前を挙げる。