「まるで魔法がかかったかのように・・・」中野友加里が明かす演技直前に感じるコーチの力
フィギュアスケート女子元日本代表の中野友加里さんが、フィギュアスケートを様々な角度からお届けするYouTubeチャンネル「フィギュアスケーター中野友加里チャンネル」。
9日に公開された動画では、フィギュアスケートにおける「コーチの存在」について語られた。
先生と選手が同じ目標に向かっていくことが大切
普段の練習から大会時まで、技術だけではなくメンタル面のサポート、さらにはそれ以外のあらゆる場面において、スケーターにとって、コーチの存在は欠かせないものであろう。
近年では、宇野昌磨選手が一時メインコーチ不在の期間を過ごしたのち、ステファン・ランビエールコーチに師事。「ロシア3人娘」のうちアリョーナ・コストルナヤ選手、アレクサンドラ・トゥルソワ選手は、エテリ・トゥトベリーゼ門下から、エフゲニー・プルシェンコチームへと移籍するなど、コーチ変更についても話題となった。
現役時代、コーチの変更を経験したことのあるという中野さんは、自身の経験を踏まえこう語る。
「私は6歳で本格的にスケートを始め、最初は山田満知子先生にお願いして見ていただくことになりました。その後、大学時に上京することに合わせて、心機一転そして環境の変化も踏まえ、自分のスケートにプラスになるかもしれないということを考えた結果、佐藤信夫先生にお願いすることになりました。お願いする際は、どういうことを目標としてやっていくのか、自分がどういうビジョンを描いているのかという部分をお話しましたね。夢や目標、ビジョンがしっかりしていないと、どこかで意見がずれてしまうこともある。先生と選手が同じ目標に向かって練習を積んでいかないと行けないと思いますので、まずは双方の意見、目標が合うかどうかが1番重要な部分かなと思います。」