原巨人 開幕3連戦で露呈した「中継ぎ陣崩壊」の裏にささやかれる「あの弊害」とは

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 一方でチームが抱えるこのウイ―クポイントは開幕前から予測されていたことでもあった。リリーフ陣では昨年チームトップの59試合に投げた鍵谷、同じく58試合に登板した中川が故障で離脱中、昨シーズン、守護神だったビエイラもオープン戦を通じて乱調で二軍で調整中だ。これら中心選手の離脱がリリーフ陣の不安定さにつながっている。同時にこんな声もある。

 「昨季のマシンガン継投の影響が少なからずあるのではないでしょうか。あれだけ酷使されれば、蓄積疲労の影響も当然出てくるでしょう」(球界関係者)

 昨季、原監督はシーズン序盤から「マシンガン継投」といわれる、小刻みにリリーフ陣をつぎ込む戦法を選択。6月8日のオリックス戦(京セラ)では球団史上最多となる9投手をつぎ込んだことも話題を呼んだ。時に2ストライクから投手交代に踏み切るなど、リリーフ陣の登板数が一気に増加した経緯がある。

 背景にはエース・菅野の不振など先発陣の不振もあったが、結果としてシーズン序盤からリリーフ陣はフル回転となったことで夏以降は打ち込まれることも続いた。チームを支えた中川、鍵谷もシーズン中から蓄積疲労が心配されていた。

 この日は開幕から2戦連続でセーブを挙げたドラ1ルーキーの大勢も、ベンチ入りメンバーに名を連ねていたが、登板はなかった。その点についても原監督は「今日は彼の力を借りずに、とにかく先輩たちで何とか守り抜こうということでした」と説明。さすがに大物ルーキーでも3連投で負担をかけるワケにはいかず、いずれにせよリリーフ陣立て直しが急務であることは間違いなさそうだ。






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