巨人、リハビリ組11人が「育成落ち」の衝撃 真の目的とは
前述の記者は、さらにもう一つの目的があると語ります。
「12月9日に初めて実施される現役ドラフトへの対策ですよ。育成選手は対象から外れますからね。人的補償と現役ドラフトで他球団に流出しないよう、先手を打ったということ。逆に言えば、『育成落ち』とはいえ、今回の11人はチームに必要な戦力として認められているわけです」
とはいえ、そもそも育成制度が導入されたきっかけは、社会人野球での廃部が相次いだことから、可能性を秘めた若者たちにチャンスを拡大させ、野球人口の裾野を広げていこう--という崇高なものだったはずです。
FA加入したベテラン野手や、2ケタ勝利を挙げた実績のある投手が続々と「育成落ち」している現状は、果たして正常といえるのか。スポーツマンシップにあふれた良識ある制度改革を、ファンは求めています。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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