ハッキネンが復帰!久々の鈴鹿も完璧なライン取り「レコードラインを覚えている」
一念発起、トレーニングを再開
ヘルメットのデザインは現役時代と同じ
8月6、7日には本番で使用するハコ車の「マクラーレン720S・GT3」の走行テストを鈴鹿で行った。日本のサーキットをレーシングスピードで走行するのは2001年のF1日本GP以来、18年ぶりだ。
印象的だったのは体がかなり絞られていたこと。デモ走行時は、スリムだったF1時代とは打って変わってかっぷくのいい中年体形だったが、鈴鹿10Hに参戦することを決断するや一念発起してトレーニングを再開したという。ぽっこりとしていたおなかも幾分か引っ込んでいた。
圧巻だったのはその走りだ。久々に鈴鹿のコースを走ったものの、昔取ったきねづかとはまさにこのことで、一瞬にして当時の記憶を呼び起こし、完璧なライン取りを披露。ミスらしいミスは全くなかった。
「コースについてはよく知っているので、ベストなレコードラインも分かっているつもりだ。初めて走るコースのように、どこでブレーキを踏んで、どうやってコーナーを攻めるかをいちいち学習する必要もない。だから、クルマのことにだけ集中することができた」と言いのけるほどだ。
鈴鹿10Hでは3人組のチームで出場する。1994年に事故死したアイルトン・セナの後にシューマッハーとともにF1をけん引した男。現役時代に「フライングフィン」(飛んでるフィンランド人)の異名を取ったシャープな走りで、新旧のモータースポーツファンを大いに沸かせそうだ。
運転席に収まるハッキネン
[文/東京中日スポーツ・鶴田真也]
トーチュウF1エクスプレス(http://f1express.cnc.ne.jp/)
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