阪神がソフトバンクから中田賢一をトレードで獲得、両チームのファンは好意的な反応

タグ: , , 2019/10/27

世間を震撼させた無償トレード

 日本シリーズを制したばかりのチームが揺れた。小久保の巨人への電撃無償トレードを発表した。小久保はこの年、3月のオープン戦で右膝の全十字靱帯を断裂。1度も出場できずシーズンを終えたが、主砲を欠きながらチームは日本一。翌年の復活、そして連覇を福岡の多くのファンは信じて疑っていなかった。

 当時は小久保と、ダイエーフロントの確執が深まり、深刻な状況であった。後に自著で述懐するところによるとトレードでの放出を訴えたのは小久保の方だったという。加えて2億1000万円という年俸を、現状維持で迎える予算を持つ球団は巨人ぐらいしか見当たらなかった。またダイエーの中内正オーナーは球団経営の危機に陥り、巨人の渡辺恒雄オーナーに留任を支持されるなど借りもあった。大人の事情も重なり、故障明けながらまだ若く現役バリバリの主砲が、無償トレードで放出されるという異常事態に発展した。

 小久保は移籍1年目の2004年に打率・314、41本塁打、96打点の成績を残すなど、ミスターホークスの看板に恥じない打撃を巨人でも発揮した。そして、球団のオーナーがソフトバンクへ移り、フロントも一新された2006年オフ、FA宣言。2007年から古巣ホークスへと戻り、通算2000安打を達成した2012年限りで現役を引退した。

 事情は全く異なるが、同じ球団から無償トレードでチャンスを得た中田。「暴れ馬」の異名の通り、頑強な肉体に衰えはまだ見られない。もう一花も二花も咲かせてほしいところだ。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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