巨人「坂本劇場」再び!復帰後猛爆の「あの原動力」とは
さすがの存在感だ。右膝を痛めて調整を続けていた巨人の坂本勇人内野手(33)が9日の西武戦(ベルーナドーム)で40日ぶりに一軍復帰した。
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「5番・遊撃」で先発出場した坂本は2回の先頭で回ってきた第1打席で右前打を放つと、3回二死一、二塁で回ってきた第2打席も左前に先制打を放ち、チームを鼓舞する。勢いは止まらない。5回無死一塁で回ってきた第3打席も中前打をマークと、復帰後即3安打の猛打賞。前日の試合でチームは1安打の完封負けを喫していたが、頼れる主将に刺激されたのか、この日は13安打の猛攻、連敗を3で止めてみせた。
坂本は4月30日の阪神戦のプレーで右膝内側側副じん帯損傷、1か月以上、戦列を離れた。チームの精神的な支柱ともいわれる坂本を欠いたことで、その間、チームは苦しんだ。坂本の復帰に関して「存在感をしっかりと見せてくれて、いいスタートを切ってくれた」と指揮官も高く評価した。
追いすがる若手をプレーでしっかりとはねのけた。坂本不在の間、高卒2年目の中山が遊撃を守った。世代交代の必要性が問われている中、一時は中山も存在感を示した時期もあったが、この日復帰した坂本の活躍を見れば、未だ圧倒的な力の差は否めなかった。
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