マチャドが史上最高330億契約 MLB日本人で1~3位の契約額と選手は?
またとんでもない額が飛び出した。動きの遅いメジャーのFA市場で残されていた大物、マニー・マチャド内野手がパドレスと契約合意に達した。その中身が10年総額3億ドル(約330億円)。FA選手の契約総額で史上最高となった。
なおFAとならずに契約延長として結ばれた契約総額の最高額は、ジャンカルロ・スタントン外野手が14年オフにマーリンズと結んだ13年総額3億2500万ドル(約358億円)というもの。こちらはトレード移籍したヤンキースに現在は引き継がれている。
まだ26歳と若いマチャドは、4年連続30本塁打以上をマークしている強打の内野手。ショートとサード、どちらもこなす守備も一級品で、2013、2015年の2度、サードでゴールドグラブ賞に輝いている。昨季途中にオリオールズからドジャースへ移籍し、リーグ2連覇に導いていた。
日本選手史上最高額契約は?
では日本選手の史上最高額契約は誰なのか。こちらは2013年オフにポスティングシステムで、楽天からヤンキースへ移籍した田中将大投手。7年総額1億5500万ドル(約171億円)で海を渡った。
マチャドの契約総額と比べれば、ほぼ半額となる。だが、田中は当時メジャーのマウンドには一度も立っていない新人選手。メジャーでは何の実績もない投手に対し、この提示は異例の高額として当時話題になった。
現在も引き継がれているこの契約は、2020年シーズン終了まで。その年のオフに田中はFAとなるが、前回を上回る規模の契約が手にできるかどうかは微妙なところだろう。もっとも入団から5年連続2桁勝利を挙げ、ヤンキースが最も重視するポストシーズンでの勝負強さは特に定評がある。辛口で知られる地元ニューヨークのメディアも、この契約は妥当な額だったとして契約自体を高く評価する声が多い。