まだくすぶる余波…水原被告の“疑義”に懐疑論 違法賭博胴元が米紙に回答「ショウヘイはイッペイの弱みをある程度は知っていた」

大谷の口座から多額の資金を盗用していた水原被告。裁判でのうつろな表情は衝撃を生んだ。(C)Getty Images
世界中をとてつもない衝撃を与えた事件の余波は、今も続いている。大谷翔平(ドジャース)と、元専属通訳である水原一平被告によるそれだ。
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そもそもの発端は、“盟友”とされた水原被告の行動にある。2021年9月ごろから違法賭博に手を染め、約4068万ドル(約62億円)の負債を抱えた同被告は、昨年3月のシーズン開幕直後に大谷の給与口座から無断で不正送金していることが発覚。銀行詐欺罪と虚偽の納税申告で起訴されていた。
今年2月6日に水原被告には4年9か月の禁錮刑と3年間の保護観察処分、そして総額1800万ドル(約27億円)以上の賠償金を支払うよう命じられた。「(自分が)変化できる人間として見てほしい」と慈悲を求めた同被告だったが、証言内容に疑義があり、「全く信用できない」と断じた担当判事は一切の情状酌量を認めなかった。
スポーツ界のみならず、お茶の間をも騒然とさせた大スキャンダル。その事件に深い関りを持っていた人物が、新たな証言を発信している。水原被告の違法賭博の胴元だったのがマシュー・ボウヤー被告だ。
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