中日痛恨、村松開人が長期離脱へ…「遊撃手」は誰が担うのか

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■ロドリゲス、龍空、辻本…2軍から抜擢するなら?

 ファームから遊撃手を補充するとしたら、誰になるだろうか。考えられる候補は3人。クリスチャン・ロドリゲス、龍空、辻本倫太郎だ。

 ロドリゲスはチーム最多の41試合で遊撃を守り、強肩を活かしたダイナミックな守備を度々見せている(データは6月23日現在、以下同)。1軍でも開幕スタメンに抜擢されただけに、ロドリゲスが順当なのではと思われるが、外国人枠がネックになりそう。救援投手のマイケル・フェリス、OPSを稼げるアレックス・ディカーソンをベンチから外してまで使うかは疑問が残る。

 龍空は右膝の故障で出遅れたものの、実戦復帰後はロドリゲスに次いで16試合遊撃を守っている。若き守備職人として知られる一方、打撃も好調で長打率.453をマーク。昨季までは1軍で力不足を露呈していたが、ここで抜擢すれば一気にポジションを奪う可能性も秘める。

 ルーキー内野手の辻本はチーム3位の12試合で遊撃を守っている。ただ、二塁での起用がメインで、こちらは同最多(30試合)。2軍でのショート優先度はロドリゲス、龍空より下がる。今は出場機会を増やすことに主眼を置いていると思えば、このタイミングでの昇格はなさそうだ。

 この他にも石垣雅海や樋口正修などが控え、誰か1人は遊撃手として1軍に上がることだろう。少なくとも数か月は村松不在の遊撃を守るとなると、龍空が最適解かと思いつつ、首脳陣はどんな判断を下すか経緯を見守りたい。そして、村松の1日も早い回復を願っている。





[文:尾張はじめ]

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