日ハム・近藤が「監督手形」を捨ててまで「得たいもの」とは
一方で近藤をめぐってはこんな声もある。
「本人が認めているようにFA選手の多くはまず他球団からの自分の評価を率直に聞いてみたいという気持ちがある。FA行使というのは、プロ野球人生でも1度か2度しかない大きな決断。さらに強いチームで戦いたいという気持ちもあるはず。この点については、チームが今後どういうビジョンを持ってチーム強化していくのか、そのプランに納得できるかという点も宣言行使に関わってくるのではないか」(球界関係者)
今季チームは59勝81敗3分けとぶっちぎりの最下位に沈んだ。史上最大の混パとされ、シーズン中、各球団が熱い戦いを繰り広げる中、1球団のみ蚊帳の外となった現実もある。
近藤は神奈川の名門・横浜高校出身、勝利への執着心も人一倍強いとされる。古巣からいくら好待遇で慰留されても、厳しい優勝争いに身を置いて、自身を高めたいと考えても不思議ではない。
くしくも海を渡ったかつての同僚、エンゼルス・大谷翔平投手はチームの低迷を嘆き、「ヒリヒリする9月を過ごしたい」と話したこともあった。
果たして近藤の胸に去来するのはどんな思いか。決断のときは迫っている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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