大舞台に強い田中将大、開幕戦の日米通算勝利数は何勝?
NPB時代も入れても開幕戦0勝?
メジャーでは3試合で0勝2敗。計12回1/3を投げ、防御率9・49。勝てていないだけでなく、内容もすこぶる悪い。
田中は本来、大舞台に強い投手だ。その証拠に、ポストシーズンではメジャー通算で5試合に登板。3勝2敗で計30回を投げ、防御率1・50という驚異の数字を残している。勝ち負け以上に内容が素晴らしく、全て先発で最低でも5回以上は投げ、3失点以上したことは一度もない。
開幕戦も当然重圧の掛かる舞台だが、悪いジンクスにはまってしまってはいないか。
ちなみに楽天時代は、開幕投手は2012年の一度だけ。3月30日に本拠地でのロッテ戦に先発したが、やはり6回7安打5失点で敗れている。
日米通じて、プロでは開幕戦で1勝もできていない。
今年の開幕戦は本拠地でオリオールズと当たる。チームは昨年は47勝115敗と大きく負け越し、地区最下位に沈んだ。ハイド新監督が就任し、若手中心の再建期にあり、手強い相手ではない。
田中自身もメジャー通算で12度対戦し、4勝3敗、防御率3・72と苦手意識はないはず。16年本塁打王の主砲トランボは右膝手術の影響で故障者リスト入りしており、マチャドとスクープというチームを支えてきた主力は昨季中にトレードで放出済み。ジョーンズもFAで移籍した。13、15年と2度の本塁打王のデービスは残るが、昨季は打率・192、16本塁打と衰えが顕著だ。
「必勝」を義務づけられたと言ってもいい一戦。
本土開幕時に出場可能な日本人野手は一人もおらず、他に出番がある可能性を残すのは救援投手のダイヤモンドバックス・平野佳寿ぐらい。独り舞台となりそうな「初日」に最高のスタートを切れるか。
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[文/構成:ココカラネクスト編集部]