大舞台に強い田中将大、開幕戦の日米通算勝利数は何勝?
マリナーズ・イチロー外野手の引退という衝撃的な結末を迎えたメジャーリーグの開幕シリーズ。28日(日本時間29日)からは米本土に舞台を移し、いよいよマリナーズとアスレチックス以外の28球団も開幕を迎える。日本人選手としてただ一人、その舞台に上がることが決まっているのが、開幕投手を務めるヤンキース・田中将大投手になる。
田中の開幕投手は2年ぶり4度目。4度の大役は、野茂英雄の3度(00年タイガース、03、04年ドジャース)を抜いて日本人単独最多となる。
田中将大にとって開幕戦は鬼門?
一方で田中にとって、開幕戦は実は鬼門とも呼べる存在だ。
ヤンキースで初の大役を務めたのはメジャー2年目の2015年。4月6日、本拠地でのブルージェイズ戦に先発した。結果は4回5安打5失点で勝ち負け付かず。3回にエンカーナシオン(現マリナーズ)の2ランなど一挙5失点のビッグイニングとされた。打線も1得点と援護なくそのまま敗れ、黒星発進となった。
続く2016年は、右肘のクリーニング手術明けだったが、4月5日の本拠地での開幕・アストロズ戦に先発。5回2/3を4安打2失点と試合は作ったが、1点リードの6回にコレアに痛恨の同点ソロを浴び、次打者に四球を与え降板。8回にセットアッパーのベタンセスが勝ち越され、試合は敗れた。田中に勝ち負けは付かなかった。
3度目の正直と臨んだ2017年4月2日の開幕・レイズ戦は最も悲惨だった。2回2/3を8安打7失点と打ち込まれ、敵地でKOされた。