トヨタ、日産、ホンダなどの自動車関連企業も医療用具の生産に着手「命に関わるモノづくりは簡単なことではないが・・・」
日産自動車製の医療用フェイスシールド(日産自動車提供)
日産自動車も、モータースポーツ活動を行う子会社のNISMOと共同で医療用フェイスシールドを生産すると発表。NISMOがレーシングカーのパーツ製作に使用している3Dプリンターを活用してフレームを製作する。
ホンダも5月末を目指して、ものづくりセンター栃木、鈴鹿などの国内事業所で医療用フェイスシールドを生産し、医療現場への無償提供を実施する予定だ。
スズキはインドで人工呼吸器やマスクなどの生産を始めると発表した。現地子会社マルチ・スズキがインドのメーカーと人工呼吸器を共同生産する。防護服も別の現地メーカーとの合弁会社で製作する。
スーパーGTやスーパーフォーミュラに参戦するトムスも光触媒技術を活用した菌・ウイルス除去スプレーを5月上旬に発売すると発表。使い捨てマスクに噴きかけて再利用することもできる。カビ・ウイルス対策事業を手掛けるハーツリッチとの共同開発。酸化チタンや銅イオン、銀イオンを添付した光触媒技術により、菌やウイルスを99.99%除去できるという。
個人では元全日本F3ドライバーで車いす生活者向けのアパレルグッズのファッションデザイナーを務める長屋宏和氏がデニム地を使った手作りマスクを生産中。「問い合わせも多く、岡山の工場でもデニムマスクを生産するようになった」と話している。
[文・写真/中日スポーツ・鶴田真也]
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