中日の“忍者”田中幹也、有鈎骨骨折で離脱…チームへの影響、過去の事例から復帰時期を考える

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■数か月単位の離脱は避けられない

 中日ファンを10年以上続けていれば、有鉤骨骨折で思い浮かべる選手がいるかもしれない。背番号3・高橋周平のことだ。かつて、高橋周も有鉤骨骨折に見舞われたことがあった。

 2016年4月30日、敵地での広島戦で右手の痛みを訴え、その後有鉤骨骨折が判明した。この年の高橋周は自身初の開幕スタメンを経験し、主力への階段を登り始めた頃。それだけに当時のファンのショックは大きかったのを覚えている。

 ちなみに高橋周は約2か月後の6月下旬に2軍合流、7月末に1軍再昇格を果たしている。他の選手の例を見ても、実戦復帰までは早くて1か月半。大体は2〜3か月を要している。田中の場合も体力の低下等を考慮すると、数か月の離脱は覚悟しなければならないだろう。

 なるべく故障者を出さないようにというのは、ペナントを優位に進める上でとても重要。3年連続最下位のチームなら尚更だ。起こってしまったのは仕方ないが、できればもう中日から故障者は現れないでほしいのが本音である。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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