中日の“忍者”田中幹也、有鈎骨骨折で離脱…チームへの影響、過去の事例から復帰時期を考える

タグ: , , , , 2025/3/5

田中幹の負傷離脱は残念な限りだ(C)産経新聞社

 竜党にとって、ショッキングなニュースが届いた。

 中日は3月4日、田中幹也の「左手有鉤骨鉤部骨折」を発表。1日のファーム春季教育リーグ・くふうハヤテ戦でスイングした際に負傷。検査の結果、上記の診断が下された。

【動画】期待しかない!中日新助っ人ボスラーの豪快弾をチェック

■アマ時代から故障や病気に見舞われる

 田中は166センチと小柄ながら、ダイナミックな動きが身上。二塁での好守備は度々SNSのトレンドに上がるほどで、菊池涼介(広島)を彷彿させるプレーぶりで“竜の忍者”と呼ばれている。

 守備だけでなく、積極的な走塁や小力のある打撃も持ち味。大卒2年目の昨季は112試合に出場。打率.224、2本塁打、5盗塁という数字以上のインパクトを残し、勝負の3年目に臨むところだった。

 亜細亜大時代には潰瘍性大腸炎を患い、大腸を全摘出。プロ入り後も右肩脱臼でルーキーイヤーをほぼ棒に振り、今回は有鈎骨骨折……。グラウンド上で常に100%以上の力で表現するゆえに、故障や病気に見舞われがちなのは承知しているが、残念の一言だ。

■今季は「スーパーサブ」想定だったか

 田中が主戦場とする二塁の状況について、まとめておこう。

 今季は福永裕基が三塁から二塁にコンバート。首脳陣は福永を攻守の要に据えようとしている。一方で田中は体力面の不安などから2軍キャンプで調整。オープン戦終盤に1軍昇格し、シーズンでは「スーパーサブ」としての起用が想定された。

 二塁の守備固め、ベテラン休養時のスタメン、代走の切り札、代打でのチャンスメイク――。あらゆる役割が田中には求められていた。レギュラーと同等、もしくはそれ以上に替えの効かない存在感があると思われるから、ファンもショックを受けたのだ。

 離脱中は前述の通り福永を軸としつつ、ユーティリティの板山祐太郎や、田中と同タイプの辻本倫太郎、守備職人の山本泰寛あたりを回しながら使っていくだろうか。

関連記事

「アスリート/セレブ」新着記事

『CoCoKARAnext』編集スタッフ・ライターを募集

CoCoKARA next オンラインショッピング

PICK UP ユメロン黒川:寝姿勢改善パッド「nobiraku」 寝ている間が伸びる時間

腰が気になる方!腰まわりの予防に、試してみませんか? 寝ている間が、ととのう時間。 nobirakuはパフォーマンス向上の為の“大人のお昼寝”にも最適!

商品を見る CoCoKARAnext
オンラインショップ

おすすめコラム