【ヤクルト】村上宗隆が“清原超え”の史上最年少200号! 1軍定着前に口にしていた偉大な記録を生む“原動力”とは
これまでも、史上最年少100号やプロ野球史上初の5打席連続本塁打、日本選手最多となるシーズン56号など数々の偉大な記録を打ち立ててきた。そんな村上の原動力とは何なのか。
村上がまだ1軍に定着する前のプロ1年目に「ホームランへのこだわりもありますが、打率も残したい」と抱負を口にし、「チームに貢献するには、やはり打点を挙げることだと思う」と、力強く語っていた。
18歳当時から意識していた打撃3部門へのこだわり。そして、「チームに貢献することが一番だと思っています。チームが勝つことに協力したい」と、1軍でチームのために活躍する自身の姿を思い描いていた。
やがて、誰もが認める「4番」に成長し、2021年にリーグ優勝と日本一に貢献。個人としても大きな高みを目指し、2022年には史上最年少で「三冠王」に輝いた。
2軍監督時代から村上を知る髙津臣吾監督は「負けず嫌いなのは間違いない。どんな球でもどんなピッチャーでも打ちたいと思っていますし、誰よりも遠くへ飛ばして誰よりもホームランを打ちたいと思っているのは確かですね」と、村上の向上心と負けん気の強さを認めていた。
「チームの4番がしっかり打たないと、なかなかいい順位にいきませんし、責任は僕にある」と、チームが昨季5位に低迷した責任を背負い込んだこともあった。周囲の期待値が高くなるほど、その重圧とも戦ってきた。
チームの勝利とともに、打者としてもさらに大きな自分を追い求めるその先に、輝かしい記録が生まれる。背番号「55」を突き動かす原動力は、スタンドに描く放物線よりも果てしない。
[文:別府勉]
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