開幕から阪神に4連敗、せっかくのアピール機会も…阿部巨人を悩ます「イキのいい若手問題」

阿部監督も若手の伸びしろを求めている(C)産経新聞社
巨人は25日の阪神戦(甲子園)に1-4と敗れ、これで対阪神には開幕から4連敗。同記録は1957年以来、68年ぶりの屈辱となった。
先発の赤星優志は初回に大山悠輔に適時打、3回に相手主砲、佐藤輝明に3ランを許すなど粘れず。4回6安打4失点でKO。
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打線も相手先発、村上頌樹の好投の前に6回に1点を奪うのがやっと。この日から助っ人のトレイ・キャベッジが1軍復帰と明るいニュースもあったが、首位奪回となった阪神に投打で力負けとなった。
劣勢のチームで頭を悩ませているのは「イキのいい若手問題」にもある。
昨年はチームの救世主となったエリエ・ヘルナンデスが攻守ともにふるわず、このカード前に今季初の二軍落ちとなった。また外野布陣においては当初の開幕構想であった、丸佳浩、キャベッジを欠く戦いが続く中で、この期間は定位置奪取を目指す若手にとっては絶好のアピール機会となるはずだった。
しかし、なかなか、ここまで存在感を示す若手が出てきていない。
25日の試合、「8番・左翼」で先発したプロ4年目の岡田悠希は3回の第1打席をニゴロ、5回の第2打席に空振り三振を喫し、2打数ノーヒット、かわってレフトに入った佐々木俊輔は2打数1安打となった。
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