耐えに、耐えても打ち砕かれる タパレスが語った“怪物”井上尚弥の凄み「イノウエのスピードに追いつけなかった」
試合後の会見で「自分はイノウエのスピードに追いつけなかった」と振り返った31歳は、10回のKOシーンについては「イノウエのパンチがキレイに効いた。改めて彼はボクシングが巧いと感じた」と最後まで立ちはだかった“怪物”の凄みを語った。
勝者となった井上は、今後4本のベルトをかけ、ルイス・ネリ(メキシコ)やムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)といった猛者と対峙することになる。そんな日本の偉才に立ち向かうライバルたちに向け、タパレスは「グッドラック(幸運を)」とポツり。その表情からは勝ちきれなかった悔しさがにじみ出た。
[取材・文/羽澄凜太郎]
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