井上尚弥は何が凄いのか?豪戦士が熱弁した病院送りにされたラスベガスの激闘「少しも後悔はない。多くを学んだ」
ボクシング史に燦然と輝く功績を残す井上。そんな偉才について「僕はイノウエを一人のファンとしても追っている。だから、彼が『特別だ』ってことは、あの試合の前から分かってる」と語るモロニーは、約4年前の激闘をこう振り返っている。
「だからこそ、対戦できるチャンスには飛びつきたかったし、実際にそうした。彼と試合をしてみたかったんだ。あれだけの選手に勝てれば、一躍、スーパースターになれるからね。僕は常に最高の相手との大きな試合を求めている。あの試合は負けたけど、素晴らしい経験になったし、少しも後悔はない。多くを学んだからね」
さらに「イノウエは今の世代を代表するグレートな選手だ」と井上を称えたモロニーは、「ほぼ1年で2階級を完全統一するなんて凄すぎるよ」と脱帽。「彼は本当にモンスターさ。試合をよく観させてもらうし、そこから学べることは本当に多い。とにかくあの試合の経験には感謝しかない」と強調した。
昨年5月に井上の去ったバンタム級でWBO王座についたモロニー。現地時間1月13日に初防衛戦を控える彼にとって、モンスターとの至高の対決は大きな糧となっている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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