「キャリア最大の戦いだ」井上尚弥戦に挑むバトラーの決意を米誌が報道「歴史を刻むために日本へ行く」

タグ: , , , , , 2022/10/14

(C)CoCoKARAnext、(C)Getty Images

 ボクシングWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(大橋)とWBO世界同級王者ポール・バトラー(英国)による4団体王座統一戦が12月13日、東京・有明アリーナで行われる。すでに海外メディアでは開催合意と報じられてきており、10月13日、ようやく日本国内でも正式発表に至った。

 井上は今年6月にノニト・ドネア(フィリピン)を下して3団体王座を統一するなど、圧倒的な強さを誇ってきた。日本人史上初の4団体統一に向け、世界中から次戦のバトラー戦への注目度は高まり続けている。

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 一方で、日本で開催となるタイトルマッチにおいて、WBO王者のバトラーは初の自国以外のリングでの戦い。「モンスター」を相手にどんなファイトをみせるか、こちらも海外メディアの視線を集めている。

 米ボクシング誌『The Ring』ではこの公式発表を受けて井上とバトラーの統一戦開催を伝えており、その中ではバトラーの試合への意気込みや、所属プロモーターからのコメントなどが掲載されている。

 同メディアは「イノウエはIBF、WBA、WBCのベルトを保持し、階級を上げる前にベルトを統一することを望んでおり、2度の世界チャンピオンであるバトラーがそのパズルのピースを握っている」として、井上の去就やこの王座統一戦を展望。

 さらにバトラー自身のコメントを掲載し「イノウエは驚異的なファイターだが、私の技術、そして私の決意を過小評価する者は一人もいないはずだ。私はこのスポーツの歴史に自分の名前を刻むために日本へ行く」と語っている。

 また、バトラーが所属するProbellum社のリチャード・シェーファー社長による「ポール・バトラーは、歴史を刻み、大逆転を起こし、誰もが認める世界バンタム級チャンピオンとして帰国する準備が整っている」と語ったコメントも掲載している。

 また、記事では他にもバトラーの言葉として「私は20年以上ボクシングをしてきたが、すべての成功と挫折が私をここに導いた。この一戦は私のキャリアの中で最大の戦いだ」と、大一番への強い決意を紹介している。

 両者にとって、最も重要となる一戦であることは間違いない。12月13日は井上、バトラーによる死力を尽くした戦いとなりそうだ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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