サンフレッチェ広島 新ユニフォームをライバル球団カラーにしてSNSで炎上する事態に!

タグ: , , 2020/1/10

騒動の背景は・・・

 騒動の背景として、いくつかの要因が考えられる。

◆広島から過去に主力選手が多く移籍した浦和には、抵抗感を持つサポーターが多かったこと。広島で育ったGK西川周作、MF柏木陽介、DF槙野智章、FW李忠成ら日本代表クラスを「引き抜かれた」因縁があり、ネット上では「サンフレッズ浦島」などと皮肉られていた。サポーターへの配慮が足りなかった。

◆チームカラーは浦和と鹿島が赤。紫の広島が赤を使う理由が「広島カープ」とされたことが「こじつけ」と思われ、不快感を抱いた人が多かったこと。

◆ファーストユニフォーム(1月)より先にセカンドユニフォーム(12月)を発表したことで、「赤」だけがクローズアップされてしまったこと。同時発表、もしくはメーンユニ発表後であれば、今回ほどの苦情殺到は避けられたかもしれない。

 クラブ担当者は「五輪イヤーに日の丸の赤白でというコンセプトを3チーム合同で実現することで、五輪を盛り立てていく取り組み。うちだけ違う色となると、コンセプト自体が曲がってしまう。心配はありましたが、趣旨の価値の方が大きいと判断しました。『紫の誇りを捨てたのか』というご意見もいただきましたが、捨てていません。ファーストはもちろん紫でいきます。(セカンドユニの)撤回は考えていません。いろんな意見があるのは当然で、時間をかけてでも理解していただきたい」と話している。

 騒動の渦中のなか、9日に広島市内のショッピングセンターで今シーズンの新ユニフォームがお披露目された。集まった300人のサポーターの前で、紫ベースのホームユニフォームを日本代表DF佐々木翔、問題のセカンドユニフォームをDF荒木隼人が着用した。荒木は「SNSで話題になっていたので、このことは知っていました。やはり赤色はファンにすれば嫌悪感があったのかもしれない。僕自身はいいプレーを見せることだけを考えたい」と話した。イベントで心配されたサポーターからの批判行動、言動はなかったという。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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