矢野阪神「このままでは優勝できない」といわれる「3つのポイント」とは
イケイケ野球の限界
レギュラーシーズンは巨人に11ゲーム差をつけ2位フィニッシュの阪神だが、短期決戦では「地力の差」が要所に現れた。ここには阪神特有のチーム事情も関係していると見る。
「阪神は連勝も多いが連敗も多い。打ち勝つ野球といえば聞こえはいいが、打線が打てなくなるとそこで止まってしまう。勝っているとイケイケムードに流されて、課題が見えにくくなってしまうのだろう。年間通して安定した成績を残すためにはたとえ打てなくても、送るべきところを送る、守りを固めるなど、いわばノーヒットでも1点を奪える野球ができるか、どうか。そのためにも基本の徹底から再スタートするしかない」(同)。
矢野監督は試合後、守乱で敗れたゲーム展開に「もっともっとうまくならないと」と反省。「オレ自身の成長もしていかないとダメ」と重ねて自戒の言葉も口にした。集大成とされる就任3年目のシーズンも悲願の優勝に手が届かなかった。屈辱を期す来季に向けて、「宿題」は山積みだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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