鍵になった髙橋藍の存在 明暗分かれたメンバー選考からブラン監督の思惑を読み解く【男子バレー】

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 リベロと共に激化するポジション争いが繰り広げられたのがアウトサイドヒッターだ。国内外での実績を誇る石川、髙橋藍に加え、結果的には東京五輪に出場した大塚と、昨シーズンはパリ・バレーでも経験を積んだ新鋭の甲斐が選出されたが、富田のディフェンス力も捨てがたいのは事実だ。おそらくアウトサイドヒッターで髙橋藍というディフェンス力に長けた選手を擁することで、攻撃かディフェンスかという選択に迫られた際に決め手となったのが攻撃力で勝る大塚なのだろう。同様に、リベロもサーブレシーブ力に長けた小川の落選には、サーブレシーブ力にも長け、いわばアタッカーでありながらリベロさながらの守備力を誇る髙橋藍の存在が大きく影響しているのかもしれない。

 激戦と化したポジション争いを経て、12名が選出され、26日にはネーションズリーグファイナルが開催されるポーランドで組み合わせ抽選が行われる。ポット2にはスロベニア、イタリア、アメリカ、ポット3にはブラジル、アルゼンチン、カナダ、ポット4にはセルビア、ドイツ、エジプトが名を連ね、すべてが強豪国ばかり。史上最強との呼び名が高い日本代表が、史上最も厳しいポジション争いを経て、どんな戦いぶりを見せるのか。抽選の結果と共に注目したい。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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