東京五輪メダリスト並木月海、幼なじみの那須川天心の勝利に「最後の最後までかっこよかった」
さらに試合後のインタビューでは、幼馴染だからこその様々な心境を語ってくれた。
「ここ(RISE)で見られなくなるのはさみしくも感じますが、これからどうなるんだろうというワクワクも残してくれて、今後が楽しみです。その一方で、ひとつの団体を背負って戦っているにも関わらず、勝っていく姿を間近で見られて、自分も負けてられないなと感じました」
「この対戦は複雑だなという気持ちもあるんですけど、親子同士が1番複雑だっただろうし、こういう組み合わせになったのもこの親子のストーリーで、何とも言えない感じでしたけど、凄いものを見せてもらったなという気持ちです」
と、親子対決という構図になった今回の対決では、幼馴染である天心への尊敬の気持ちや、子供の頃から優しくしてもらった天心パパとの対戦は複雑だったという心境も明かした。
さらに試合前後の親子の様子に関して、
「試合前のグータッチを見て、お父さんの覚悟もすごい伝わってきました。試合が終わった後に天心がお父さんの所に向かっていく所も、お父さんの中でも色々な気持ちがあるだろうし、天心は子供としてお父さんに褒めてほしかったんじゃないかなとも思うし。ずっと見てきた親子なので、私的には2人らしいなって感じはしましたね」
と、幼なじみの並木だからこそわかる親子の関係性を語った。
さらにインタビューの最後には、天心から学んだ事を教えてくれた。
「天心から学んだことは、勝ち続ける凄さというか、度胸というか。私自身、試合前は結構楽しみって言ってますけど、どこかには不安もあって。それは天心にもあると思うんですけど、それでもしっかり勝つという凄さを感じます。背負っているものが全然私とは違うのに、それでも自分を持っていて、芯があるっていうのがすごいなと思いますし、私自身も見習いたいと思います」
と、ここまでRISEを背負って走り続けてきた幼なじみへ最大級のリスペクトを明かしてくれた。
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