視界から消える変化にMLB通算280発男も呆然 佐々木朗希のフォークを“魔球化”させる「ギャップ」のえげつなさ

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 興味深いのは、その一球の質だ。スロー映像で縫い目も認識できたボールの回転数は、わずか496回転。2球前に内角高めに投じられた95マイル(約152.8キロ)の4シームのそれが2108回転であったことを考えれば、そのギャップはオズーナにとって「視界から消える」という感覚ではないだろうか。咄嗟に手が出なくなるのも必然と言えよう。

 実際、今季の佐々木にとって、この“魔球”が軸となっているのは、数字が如実に物語る。メジャーリーグのありとあらゆるデータをまとめる専門サイト『Baseball Savant』で記録されたフォークの空振り率は39.3%。これは佐々木の持ち球の中で最も高く、4シームの11%を大きく上回っている。

 逆に言えば、メジャーの強打者たちが圧倒されるフォークをどう生かすかは生命線となる。初勝利を手にしたここから佐々木が自身の投球術にどう磨きをかけていくかは実に興味深い。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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