「本物の“ロウキ”が現れるかもしれない」進化する佐々木朗希の“制球力アップ”を現地指摘「手応えを感じた」

調子を上げている佐々木の次回登板が楽しみだ(C)Getty Images
ドジャースの佐々木朗希は現地時間4月12日(日本時間13日)のカブス戦で先発し、メジャー最長となる5イニングを投げ抜いた。球数も最多の81球を数え、被安打4(本塁打1)、1失点、3奪三振、与四球2というスタッツを残しマウンドを降りている。チームが0-16で敗れたため、佐々木は初黒星を喫したものの、確かな成長を感じさせるピッチングを披露した。
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この日、佐々木は初回を打者3人で終えると、2回にはカブスの4番マイケル・ブッシュにソロ本塁打を打たれ先制点を献上。その後もランナーを溜めるなどリズムに乗れず、苦しい投球が続いた。だが、再三にわたり味方の好守に助けられピンチをしのぎ、5回まで最少失点にとどめている。佐々木降板後、救援陣が15点を奪われるというまさかの展開となったが、背番号11のパフォーマンスには現地メディアからも賛辞が送られている。
スポーツサイト『FANSIDED』では4月13日、佐々木のカブス戦での投球を振り返っており、以下の様に評した。
「敗戦投手となったとはいえ、ササキの最終的な投球内容はこれまでのメジャーでの登板の中でも最高のものだった。理想を言えば、もう少し三振を増やし、5回以上投げる姿を見たいところではある。しかし、これはまだMLB4登板目であり、落胆よりも期待できる材料の方が多い」
さらに、初登板から目立っていた四球の数が、ここ2試合では減っている点にもフォーカス。同メディアは、「ササキはドジャース加入当初よりも、明らかにコントロール(制球力)が改善しているのだ。完璧な制球力とまではいかないにせよ、ササキの持つ“球の質”があれば、そこまで正確でなくても好成績を残すことは可能である。それはこの土曜日の試合が証明している」と主張する。