菅野は負傷辞退、千賀は復帰戦大炎上・・・止まらない侍ジャパンの負の連鎖 思い出される「北京五輪の悪夢」とは
帰国後の25日にはエックス線とMRI検査の結果、左足第2中足骨の疲労骨折と診断された。残りのシーズンはほぼ棒に振り、結局1軍復帰を果たしたのはレギュラーシーズン最終戦であった。
この川崎の悲劇は北京五輪の敗因の一つとしても指摘されている。何度も繰り返し報じられている通り、五輪は他の主要国際大会よりも登録メンバーが少ない。28人の登録メンバーが通例だが、現在の五輪は24人。北京は投手10人、捕手3人の編成で、野手は11人だった。そのうちの1人を欠いてしまえば、ベンチワークは限られ、選手個々の負担や疲労は増す。投手と捕手を除き、DHも含めて8人の野手が先発出場する布陣で、控えとしてベンチに座る選手はわずか3人、という状態での戦いを余儀なくされていた。
故障明けの千賀について、負傷していた左足首に関する情報は現在のところ伝わっていない。あくまで調整過程での乱調、という捉え方だ。五輪開幕前までは、負傷者の場合は入れ替えはまだ可能だという。ただコンディション不良、という理屈は通らないだろう。次回登板までにどのような過程を踏み、立て直せるのか。東京五輪の行方も占う、大事な復帰2戦目となる。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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