WBC 史上最強侍の「隠し玉」とは? いざ世界一奪回へ
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史上最強侍の全貌が見えてきた。来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する侍ジャパンの一部メンバーが、国内主要メディアで報じられ始めた。
内定したとされているのは、ヤクルト・村上宗隆、ロッテ・佐々木朗希、オリックス・山本由伸、DeNA・牧秀悟、巨人・戸郷翔征、ソフトバンク・甲斐拓也、西武・源田壮亮ら。また既にメジャーリーガーでは、エンゼルス・大谷翔平とパドレス・ダルビッシュ有、カブス・鈴木誠也の3選手が出場を表明している。
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新型コロナウイルスの感染拡大の影響が残るため、今大会の登録メンバーは以前より2人増えて30人。侍ジャパンは1月上旬に一部主力が先行発表され、1月下旬にも全選手が発表される見込みだという。
先行したこれらの名前を並べただけでも、これまでのWBC日本代表を上回る期待感にあふれる。特に2大会続けて準決勝敗退に終わった2013、2017年大会では、メジャーリーグで活躍する海外組を呼べなかった。2013年の山本浩二ジャパンは0人。2017年は当時アストロズの青木宣親一人だけで、メジャーで活躍していた当時ヤンキース・田中将大や同ドジャース・前田健太らの招集はかなわなかった。
来年3月は、先発投手は大谷、ダルビッシュ、山本、佐々木朗の夢のカルテットが強力な4本柱となる。球数制限のあるWBCでは、2番手投手も長いイニングが求められる。過去の傾向から、1次ラウンドでは3~5回の間に先発投手が降板することが多い。そこで求められる「第2先発」を戸郷や、有力候補であるDeNA・今永昇太、オリックス・宮城大弥、中日・高橋宏斗、ヤクルト・高橋奎二らが担っていく。
終盤のクローザー候補には巨人・大勢や阪神・湯浅京己、広島・栗林良吏、DeNA・山崎康晃、楽天・松井裕樹らが候補に挙がる。日本シリーズで活躍したオリックスの山崎颯一郎と宇田川優希らも楽しみな存在だ。