B1リーグ・シーホース三河、アルバルク東京と白熱の戦いで今季初の3連勝を飾る
シーホース三河は、4月1日(土)、2日(日)、本拠地のウィングアリーナ刈谷でアルバルク東京と戦った。
1日に行われたGame1、両者ともにディフェンスの強度が高くロースコアな立ち上がりに。オルストンのミドルシュートで先制するも、東京・コブスのミドルシュート、岡本の3Pシュートなどでリードを許す。ディフェンスとリバウンドでハードワークして、開始3分にはオルストンの3Pシュートで逆転に成功。その後も接戦で16-18で終了。
第2Q、ミラーのバスケットカウント、フリースローの連続得点でリードを広げる。タイムアウト後は東京に攻められるも、ミラーの1ON1、ガードナーのアタックでリードを渡さない。東京に2点差まで詰め寄られるが、西田のドライブ、ミラーのバスケットカウントで突き放し、41-36で終了。
第3Qは激しいシーソーゲームに突入。東京・安藤の3Pシュートで先制されるが、すぐに西田が3Pシュートを決め返す。その後も激しい攻防が続き一進一退、残り4分にオルストンがドライブでリードを奪い返す。65-64と僅差で最終Qに突入する。
第4Qは柏木とのホットラインでガードナーが先制点を挙げると、ディフェンスの強度を上げつつ、ミラーも積極的にフリースローで加点していく。開始4分に東京に並ばれるも、中村の3Pシュートで再びリードを広げる。73-73の同点でオフィシャルタイムアウトを迎え、その後もこう着状態の中、残り2分半で東京・サイズのバスケットカウントで3点のビハインドを背負うも、本拠地のコールにも押され、西田がドライブでフリースローから同点に追いつくと、残り28秒にガードナーの1ON1でリードを奪うと83-81で激闘を制した。
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迎えた2日のGAME2、第1Qも序盤からシーソーゲームを繰り広げる。東京に先制点を許すも、長野のスティールからミラーが走ってイージーバスケット。さらに西田のアシストでミラーがダンクを叩きこんで、8-8の同点とする。橋本のミドルシュート、終了間際にガードナーの合わせで17-16とリードして第1Qを終えた。
第2Qは1点リードで迎えたオフィシャルタイムアウト後にミラーの3Pシュート、西田のボーナススローなどでリードを6点に広げる。途中、東京に2点差に追い上げられるが、残り1分にガードナーの合わせで4点差に引き離すと、さらに東京・コブスに徹底的なディフェンスをしき、得点を与えない。36-33とリードして後半へ突入した。
第3Qも激しい攻防、三河は僅差ながらも追いかける展開が続く中、残り4分半に西田のコーナー3Pシュートで追いつく。残り3分に東京・笹倉の3Pシュートで8点のリードを作られるも、その後、ガードナーがバスケットカウントで2点差に押し戻し、終了間際にも西田がドライブで1点差に詰め寄られ、追い上げムードで最終Qへ突入した。
迎えた第4Q、立ち上がりに長野、ミラーの連続3Pシュートで突き放す。ガードナーを起点にオフェンスを組み立て、ミラーのカットイン、バスケットカウントの連続得点でリードを二桁に拡大。ガードナーのフェイダウェイで14点差として、オフィシャルタイムアウトを迎える。東京はバランスキーが気を吐くも、その後もガードナー、長野がテンポ良く得点を重ねる。残り1分にもガードナーがリバウンドを押し込んで、ベストフィニッシュ、80-67で三河は前カードから続き、今季初の3連勝を飾った。
―試合結果―
2023年4月1日(土)
三河 〇 83 – 81 ● A東京
(三河通算成績 19勝27敗)
1Q 三河 16–18 A東京
中村の連続8得点で接戦に持ち込む
スターティング5は、#7長野、#10オルストン、#19西田、#21橋本、#30ミラー。
両者ともにディフェンスの強度が高く、ロースコアな立ち上がりに。#10オルストンのミドルシュートで先制するも、A東京#1コブスのミドルシュート、#3岡本の3Pシュートなどでリードを許す。
ディフェンスとリバウンドでハードワークして、開始3分に#10オルストンの3Pシュートで7-6と逆転。高さの優位を生かしたA東京に#53カーク、#11サイズのインサイドから攻め立てられるも、#1中村が強気のドライブで切り込み、立て続けに3Pシュートを決めて、16-18の接戦で1Qを終える。
2Q 三河 41–36 A東京 (三河 25–18 A東京)
角野の3Pシュートで逆転。ミラー 前半18得点の活躍でリードを守る
スタートは、#1中村、#3柏木、#18角野、#30ミラー、#54ガードナー。
#1中村のキックアウトから#18角野が3Pシュートを射抜いて逆転。全員でタイトなディフェンスを継続して約3分間無失点に封じ、#30ミラーのバスケットカウント、フリースローの連続得点でリードを6点に広げる。
タイムアウトで修正したA東京に#9安藤、#1コブスの連続3Pシュートを浴びるが、#18角野、#30ミラーの3Pシュートで対抗。A東京#1コブスに連続得点を挙げられるも、#30ミラーの1on1、#54ガードナーのアタックでリードを渡さない。
A東京に2点差まで詰め寄られるが、#19西田のドライブ、#30ミラーのバスケットカウントで突き放し、5点リードで試合を折り返す。
3Q 三河 65–64 A東京 (三河 24–28 A東京)
激しいシーソーゲームに突入。橋本の3Pシュートで逆転して4Qへ
スタートは、#7長野、#10オルストン、#19西田、#21橋本、#30ミラー。
A東京#9安藤の3Pシュートで先制されるが、すぐに#19西田が3Pシュートを決め返す。
開始早々、#30ミラーがファウルトラブルになり、A東京に追いつかれる苦しい展開も、#54ガードナーがリバウンドとフリースローの連続得点、#19西田のドライブで主導権を渡さない。
開始5分、A東京#1コブスの得点で51-51の同点にされるが、#3柏木のバスケットカウントで勝ち越し。その後も壮絶な打ち合いが続き、残り4分にA東京#1コブスの3Pシュートで逆転されるも、#10オルストンがドライブでリードを奪い返す。
終盤、A東京#9安藤に7得点を積み上げられ4点のリードを作られるが、#54ガードナーのアタック、#21橋本の3Pシュートで逆転して最終Qへ突入した。
4Q 三河 83–81 A東京 (三河 18–17 A東京)
ホームの大歓声を力に、集中した全員バスケで激闘を制す
スタートは、#1中村、#3柏木、#19西田、#30ミラー、#54ガードナー。
#3柏木とのホットラインで#54ガードナーが先制点を挙げる。チームディフェンスでA東京#1コブスのドライブ、#11サイズのリバウンドなど相手の強みを封じると、#54ガードナー、#30ミラーが積極的にリングにアタックしてフリースローで加点していく。
開始4分にA東京に70-70と並ばれるが、#1中村の3Pシュートで再び前に出る。A東京も#10バランスキーの3Pシュートで譲らず、73-73の同点でオフィシャルタイムアウトを迎える。
その後も一進一退のこう着状態が続き、残り2分半にA東京#11サイズのバスケットカウントで3点のビハインドを背負うが、「レッツゴーシーホース」「ディフェンス、ディフェンス」コールに後押しされ、さらに#19西田がドライブで食らいつき、残り2分にスティールからのフリースローで同点に追いつく。
その直後のディフェンスでA東京のショットクロックバイオレーションを誘発すると、残り28秒に#54ガードナーの1on1で81-79とリードを奪う。
最後まで集中したディフェンスでリードを守り切り、最終スコア 83-81で激闘を制した。
シーホース三河 ヘッドコーチ 鈴木貴美一 試合後コメント
A東京さんはディフェンスも素晴らしく、しっかりバスケットをコントロールするチームなので、我々もディフェンスを頑張ってオフェンスもしっかりやらないと勝つ可能性が低くなると考えていました。
今日、選手たちはオフェンスを我慢しながら、約束事のディフェンスもしっかりやってくれて、その結果が勝利に繋がったと思います。
A東京さんは素晴らしいチームですので、明日はこのようにはいかないと思いますが、チャレンジャーの気持ちを忘れないで挑戦したいと思います。