昨季引退のベッテルは電撃F1復帰ならず 開幕戦に代役出場の可能性があったが
仮に今季に1戦でも出場すれば、17年連続F1参戦となる。これはF1最長記録を持つルーベンス・バリチェロの19年連続、ジェンソン・バトンの18年連続に次ぐ記録になる。F1出走数も現在299戦のため、史上7人目の出走300戦の大台に乗る。
F1ドライバーが引退発表を覆す事例はある。例えば、2016年に引退を宣言した当時ウィリアムズのフェリペ・マッサは、翌17年もF1を続投した。16年にチャンピオンになったニコ・ロズベルグがオフに電撃引退した影響で、駆り出されたといわれている。
ベッテルは昨年の日本GPの公式会見に出席した際に再参戦の可能性について「もし誰かが、1レースのために契約を喜んで結んでくれたらね!」とまんざらでもない様子だった。ストロールが復帰する場合は4月30日決勝の第4戦アゼルバイジャンGP以降と見られており、アストンマーティンが第2、3戦にどのドライバーを代役に起用していくかが注目を集めている。
[文/中日スポーツ・鶴田真也]
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