「なぜ投入したのだ?」痛恨の3四死球で乱調の藤浪晋太郎に地元記者も「疑問」と嘆き 問われる“生き残り”のカギは――
また、フリージャーナリストのジョーダン・アンダーソン氏が「シンタロウ・フジナミが出てきたことでグレイソン・ロドリゲス(オリオールズ先発投手)の好投は台無しになった」と指摘すれば、オリオールズの地元紙『Baltimore Banner』のジャスティン・フェントン記者は「フロントがフジナミに何を見出したか。彼の良い側面も我々は目にしてきたが、やはり防御率8.00以上の投手をブルペンの核に据えたのは、今後も疑問が残る」と断じている。
通年の課題である制球難によって、またしても批判を受ける形となった。それでも好投時の迫力はやはり藤浪の魅力でもある。それは皮肉られてしまったハイド監督も「フジの速球とスプリットはメジャーリーグでも最高級だ」と認めるところだ。
レギュラーシーズンの終了まで残りは2か月。1年契約の藤浪にとっては、メジャーでの生き残りを賭けた戦いが続くが、今回のような投球を引きずってはいけない。やはり正念場での起用が続くであろう今後も、修正点を見つけながら投げ続けられるかが、キーポイントとなるだろう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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