鳴かず飛ばずで消えた大物もいれば、息の長い活躍も 国内復帰の秋山が辿る国内復帰の道のりとは

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(C)Getty Images

 パドレス傘下3Aエルパソから自由契約となった秋山翔吾外野手が、広島への移籍を決断した。古巣・西武、ソフトバンクとの三つ巴の争奪戦では最も劣勢かとも見られていたが、多くのファンの予想を裏切る形で新天地に飛び込むこととなった。

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 広島とは2024年までの3年契約で合意したと見られる。西武の外野では若林楽人、愛斗ら若手の芽が出てきたところ。またソフトバンクは栗原陵矢、上林誠知の若手レギュラークラス2人が今季絶望となったことから触手を伸ばしたが、その2人とも来季には完治して帰ってくる。対する広島はメジャー移籍した鈴木誠也の穴が埋められていない状態。出場機会に加えて、誠意を尽くした広島フロントの交渉姿勢も秋山の心をがっちりとつかんだ模様だ。

 秋山の広島移籍決断の一報を受けて、真っ先に反応したのがその鈴木誠也だった。インスタグラムのストーリーズを更新。「秋山さんカープに決まったの嬉しいなぁー 頑張ってください(^^)応援してまーす(^^)マツダは最高の場所なので暴れてください(^^)」と記した。

 2人は2017年のWBCなど、侍ジャパンでも同時代に主力としてともにプレーしてきた。自らが抜けた古巣の穴を、交流の深い秋山が埋めてくれる。そんな鈴木の思いがあふれたメッセージとなった。

 ただし、34歳での国内復帰への道のりは、決して平坦なものではない。特にメジャー移籍後の3シーズンは不本意な成績を残し、実戦経験も不足がちだった。それでは過去に国内復帰した大物日本人大リーガーたちはどのような結果を残していったのだろうか。





 逆輸入大リーガーのパイオニアは、現在は日本ハムの指揮を執る新庄剛志だ。新庄は阪神からFA宣言し、2001と2003年はメッツ、2002年にはジャイアンツでプレー。2004年に日本ハムで国内復帰した。2004年は123試合で打率・298、24本塁打、79打点と初のパ・リーグで大暴れ。3シーズンで電撃引退を果たすが、2006年にはチームを日本一へ導いた。まさにメジャーリーガーとしての金看板を得て、阪神時代以上の輝きを日本ハムで放ってみせた。

 だが、新庄以降の日本人野手は苦難の道をたどる。2011年には松井稼頭央と岩村明憲がそろって楽天で国内復帰。だが、松井は139試合で打率・260、9本塁打、48打点、15盗塁。岩村は77試合で打率・183、0本塁打、9打点に留まった。そのままかつてのパフォーマンスを発揮することなく引退への道を歩んだ。

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